INDEX
(固定) 総レリーズ回数の確認方法
(固定) Nikon ファームウェア
(固定) センサークリーニング
(固定) より確実なピント合わせ
(固定) 瞳AF・動物AF(Nikon Z f)

(2024/03/29)フォーカスシフト
(2024/03/15)さよならMFレンズ
(2024/03/06)非CPUレンズの悲哀
(2024/03/05)終わらないからこそ沼?
(2024/01/25)デジタル一眼レフ Nikon Df
(2023/12/27)超広角ズーム
(2023/12/05)再びのDXフォーマット
(2023/12/05)さよならGR III
(2023/10/19)DfとZ f
(2023/10/02)Nikon Z f 予約
(2023/07/24)久しぶりのPLANAR
(2023/07/06)Nikon Z f
(2023/06/21)PC更改
(2023/06/01)Nikon Df への想い
(2023/05/02)Nikon Z f の噂
(2023/04/13)標準ズームレンズ
(2023/03/17)D850が欲しい
(2023/01/05)SIGMA Artライン
(2022/12/20)TAMRON 90mm Macro
(2022/11/30)終わらない沼
(2022/11/28)4台目のD70s
(2022/11/10)断捨離 何回目?
(2022/10/28)D5600がやってきた
(2022/09/29)D70sがやってきた
(2022/09/27)空
(2022/09/26)D70sがやってくる
(2022/09/07)旅のお供はどのレンズ?
(2022/09/04)D750のホットピクセル問題
(2022/08/18)D750のファインダー問題 2
(2022/08/17)D750のファインダー問題
(2022/08/17)束の間のD70s
(2022/08/10)D750の落とし穴
(2022/08/05)本当の沼脱却
(2022/07/26)沼からの脱却
(2022/07/19)D750 or D500 or D300
(2022/07/13)デジタル一眼の開発停止?
(2022/07/06)来るのか、D7500?
(2022/06/06)憧れのレンズ
(2022/04/13)断捨離決行 part3
(2022/01/13)フィルム撮影
(2021/12/21)Nikon Df (3)
(2021/12/21)D300のメインレンズ
(2021/12/17)沼からの脱出
(2021/12/08)所有欲を満たすカメラ
(2021/11/14)断捨離決行 part2
(2021/10/07)最近の沼(2021/10)
(2021/08/24)35mmレンズ問題
(2021/05/20)標準レンズ
(2021/04/27)最近の煩悩
(2021/03/26)断捨離決行
(2021/03/24)24mmと28mm

・RAWのビット数
・Nikon D300
・レンズフード・フィルター
・レンズ沼
・Nikon D200
・浮気!?
・標準レンズ
・Nikon Df (2)
・フィルムスキャナー
・Nikon Df (1)
・質実剛健
・蕎麦
・Leica

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 総レリーズ回数の確認方法
 
カメラのシャッターユニットには寿命があり、メーカーで「○○万回の耐久試験を実施」などと謳われている回数が目安になるそうなので、 自分のカメラが、今何回シャッターを切ったか確認する方法を覚え書として記載する。

機種名 計測日 総レリーズ数 シャッター
耐久試験回数
確認方法
Nikon
Z f
2024/05/04 3,155回
(1.58%)
20万回 ・ショット数.com
・XnView
Nikon
Df
2024/03/24 4回
(0.01%)
15万回 ・ショット数.com
・XnView
Nikon
D780
2024/03/22 1,188回
(0.79%)
15万回 ・ショット数.com
・XnView
Nikon
D300
2023/03/22 2,804回
(1.87%)
15万回 ・ショット数.com
・XnView
Nikon
Df
2023/09/14 13,764回
(9.18%)
15万回 売却済み
Nikon
D5600
2023/04/22 693回
(0.69%)
未公表
(10万回?)
売却済み
Nikon
D70s
2023/04/16 600回
(2.00%)
未公表
(3万回?)
売却済み

確認方法 (1)
 調べたいカメラで撮影したJPGファイルをWebサイト 「ショット数.com」 にアップすると総レリーズ数を表示してくれる。無料で登録も不要、 HP管理者さまの善意で作られたそう。本当にありがとうございます。

確認方法 (2)
 Vector でダウンロードできる「XnView」 をPCにインストールし、Exif情報内の「総レリーズ数」を見ることで確認できる。 エクスプローラー風の画面でファイルを指定するため、PCに画像ファイルがあればカメラがなくても分かる。

 Nikon ファームウェア
 
■ファームウェア適用状況
機種名 FW名称 最新バージョン 公開日 適用 
Nikon Z f
 
ファームウェア C:Ver.1.20  2024/04/30 
NIKKOR Z
50mm f/1.8 S
ファームウェア Ver.1.10 2022/12/20
NIKKOR Z MC
105mm f/2.8 VR S
ファームウェア Ver.1.10 2022/08/02
NIKKOR Z
14-30mm f/4 S
なし Ver.-.-- ----/--/--  
NIKKOR Z
28mm f/2.8 SE
なし Ver.-.-- ----/--/--  
Nikon Df
 
ゆがみ補正データ Ver.2.018 2020/01/16
ファームウェア C:Ver.1.03 2018/06/12
Nikon D780
 
ファームウェア C:Ver.1.11 2024/04/17
Nikon D300
 
ファームウェア A:Ver.1.11
B:Ver.1.11
2013/05/21

■アップデート手順

PC作業
(1) 公式サイトからファームウェアをダウンロード。
(2) ダウンロードしたファイルを解凍。
(3) 解凍したファイルをSDカードのルートディレクトリに保存。

カメラ作業
 ※充電切れに注意!!
(1) カメラの電源が切れている状態で、SDカードを挿入。
(2) カメラの電源を入れる。
(3) 「セットアップメニュー」から「ファームウェアバージョン」を選択して、画面の指示に従いバージョンアップを行う。
(4) バージョンアップ終了の旨のメッセージが表示されたら、カメラの電源を OFF にしてSDカードを取り出す。
(5) バージョンアップ後のファームウェアバージョンを確認。
(6) SDカードをフォーマットする。

以上。

 センサークリーニング
 
カメラのキタムラにてセンサークリーニングを依頼。
2022/12/17 Nikon Df(売却済み)
2023/01/28 Nikon D70s(売却済み)
■2024/01/13 Nikon D300

 より確実なピント合わせ
 
撮影後にカメラの液晶モニタで見た時は気にならなかったのに、帰宅してPCモニタで大きく拡大してみたらピントが緩く感じられた、なんてことが結構あるので、 精度の高いピント合わせを行うには?(今までピントの甘さはレンズ起因だと思ってたけど…?)

○クロスタイプセンサーでピント合わせを行ってみる。
 (いわゆるフォーカスロック撮影)
 ・Dfは中央9点(横3×縦3)。
 ・D780は中央15点(横3×縦5)。
 ・D5600は中央9点(横3×縦3)。
【極論】中央1点でピントを合わせる。
【注意】被写体が近いとコサイン誤差が発生するリスクup。

○いったんデフォーカス(ピントを大きく外した状態)までマニュアル操作した後、改めてAF測距を行ってみる。(より精度が増す?) 特に同じ位置から断続的にシャッターを切るようなときなど、位相差AF、コントラストAFとも効果的に感じられる。

 瞳AF・動物AF(Nikon Z f)
 
(説明書 P.109)
■優先してフォーカスを合わせる被写体を設定する
[AF/MFの被写体検出設定]
☆[オート]
 [人物]
 [動物]
 [乗り物]
 [飛行機]
 [しない]

(説明書 P.110)
■オートフォーカス時に被写体を検出する
[AFエリアモード]
☆[ワイドエリアAF (S)]
☆[ワイドエリアAF (L)]
 [ワイドエリアAF (C1)]
 [ワイドエリアAF (C2)]
★[3D-トラッキング]
 [ターゲット追尾AF]
☆[オートエリアAF]

★:フォーカスモードが[コンティニュアスAF]の場合のみ選択可。

※複数の被写体を検出した場合は被写体にグレーの枠が表示される。[オートエリアAF]の場合、カメラが選んでいるフォーカスポイントに?および?が表示される。マルチセレクターで被写体を選ぶことができる。

 フォーカスシフト
フォーカスシフト。絞り値によってピント位置がずれることらしい。
僕が持っている「AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G」はこの事象が顕著らしい。
しっかり撮ったつもりだったのにピントが合ってないってことが過去に何度かあって、 僕の撮影技術が低いせいだと思ってた。(もちろん、単純に手ブレしていることもある。)

自分が努力してもいい結果が得られないのだとしたら、それはもうストレスでしかない。売っちゃおうか。 28mmレンズは、Fマウント用に「AI AF Nikkor 28mm f/2.8D」、Zマウント用に「NIKKOR Z 28mm f./2.8 SE」があり、 開放F値が暗いとはいえ、それほど困らない。

ということで、先日マップカメラに買取拒否されたAutoNikkorとともに、フジヤカメラへ買取発送。 多分3万位にはなるだろうから、この前のPLANAR売却と合わせて約7万。次のレンズの肥やしだ。

■NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
ネットで悪く書かれているのを見たことがない。そんなに素晴らしいレンズなのか。 メインレンズとして常用するには大きすぎるけど、撮ってて楽しくなれれば大きさ・重さはきにならないだろう。問題点は2つ。
(1) 開放f/4で我慢できるのか。
(2) 同じ焦点距離のAF-Sレンズを持ってるけど、買い替えて劇的に何かが変わるのか。

僕が単焦点レンズを使っている理由はボケを楽しみたいという一点に尽きる。
AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRを持ってはいるけど、ワイド側のボケの物足りなさは否定できず使用頻度が少なくなっている。 Zレンズの解像度がAF-Sレンズより上だとしても、同じ焦点距離・同じ開放F値なら物足りなさは変わらないんじゃないだろうか。
そして過去の撮影データを調べてみると、AF-S 24-120mmで使う焦点距離は圧倒的にワイド側が多い。 テレ側を多用するならボケ感も作りやすいんだけど。
そんなにテレ側を使わないなら、高額なZ 24-120mmじゃなくて Z 24-70mm f/4 Sの中古でもいいのかな。

■AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
三次元的ハイファイの思想のもとに開発されたこのレンズ、新品で購入できる時間は残り少ないのかもしれないと思うと物欲は強くなる一方だ。
反面、35mmという焦点距離はかなり苦手で、Ai-s、Dタイプ、SIGMA Art、他にCanonやLeica時代も1本ずつ持っていたことがあるが、お気に入りの写真が撮れた記憶がない。 新品購入にかなり迷いはあるものの、状態のいい中古があればひとまず買っておきたい気持ちではある。

■NIKKOR Z 35m f/1.8 S
どうせ35mmを買うなら設計も発売も新しいZレンズの方がいいという血迷った考えが生まれてきて、 AF-Sを買うか迷っている状態なのに、FとZのどっちを買うか一歩先の迷走。
このレンズはZ 50mm f/1.8 S程ではないにしても、かなり似たような写りをするらしく、その姿までが50mmと酷似している。所有欲的にはあまり盛り上がれない。
その上、被写体を決めていないスナップに持ちだす場合、28mmと35mmの選択、あるいは50mmと35mmの選択を想像すると35mmを除外するほうが想像しやすい。

AF-S 35mmは愛機Nikon Dfはもちろん、FTZ IIの装着によりNikon Z fでも使用可能で、さらにはD300で換算52.5mmの標準レンズとしても使える汎用性がある。
でも、Z 35mmはこの焦点距離を使いたいと思わなければ使用機会がほぼなくなる。

今は慌てて何かを買わず売却金をプールして、次に現れるレンズ沼の攻撃に備えておくほうがいいのかもしれない。

ちなみに、Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 AsphericalというMFレンズがある。
鏡胴は金属製で所有欲を満たしてくれる。「フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ」という謳い文句も心をくすぐる。
ただ、MFレンズはもう持たないことに決めたので買うことは多分ないし、10万円超えという非現実的な価格が現実に引き戻してくれるんだけど、使ってみたい衝動はなくならない。
プロダクトとしてはMFレンズの方が心惹かれるものが多いのがレンズ沼の怖い所だ。マウントアダプターを介せば使えるレンズは無数にあるからね。 定期的に襲ってくる「MFレンズ欲しい」沼に溺れないように、心を強く持たないと。

今の所有レンズがあれば大抵のものは撮影できる。FTZ IIでFレンズを使うことを許容できれば、14mm〜300mmの焦点距離をカバーしているので、 超望遠で切り取るような撮影を望まない限り十分だ。

かつてSIGMAから「24-35mm F2 DG HSM | Art」という夢のようなレンズが販売されていた。
最短撮影距離28cm、フィルター82mm、質量940gと中々の巨体だけど、単焦点3本分かつ開放F2だ。
こういう夢のあるレンズはサードパーティーにこそ期待したいな。

(2024/3/29)

 さよならMFレンズ
撮影にこだわりがあったわけじゃない。
見た目がカッコイイからって理由だけでMFレンズに手を出した2020年の終わり。
でも、そんな弱い理由で入手しても撮影に持ち出すことなんてほとんどない。
NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 Ai改は約3年、Zeiss PLANAR T* 1.4/50 ZF.2は約2年所有していたけど、この間2本とも3回ずつしか持ち出していない。
Zシステム導入により手狭になってきた防湿庫の整理も兼ねて、使わないレンズを整理しようと何度目かの断捨離。

他にも、NIKKOR-N Auto 24mm F2.8やVoigtlander NOKTON 58mm、ULTRON 40mm、COLOR-SKOPAR 28mmなども外観に惚れて買うものの、 他に欲しいレンズが見つかると下取りに出してきた。

Nikon DfにMFレンズを装着すると大抵カッコイイ。
でもその撮影はフォーカスエイド頼みの、ただ操作感を楽しむだけのもので、自分でピントを追い込むとかそんなんじゃない。

Nikon Z fがメインになってからは、マウントアダプターのせいかMFレンズを付けてもそれほどカッコよくない。 自分の目でピント合わせが難しいのだから、結局フォーカスエイドかフォーカスピーキング頼みとなる。
うーん、それならAFレンズでテンポよくスナップしたほうがよくないか、というのはかなり前からの自問自答。 そこへ来て、非CPUレンズでの撮影はExif情報が書き込まれないと知ってしまい、かなりテンションが下がったのもMFレンズ売却の後押しをした。

プロダクトとしては圧倒的にMFレンズがカッコイイ。
僕が持っているカッコイイAFレンズはNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR SとAI AF Nikkor 28mm f/2.8Dくらいか。(後者はZ fでAF不可だけど)

つまるところ、使わないレンズをオブジェのように飾っておくか手放すのかという話だ。
最終的に、Voigtlanderや無数にあるオールドレンズへの物欲を断ち切るためにMFレンズをすべて手放すことを、僕は選んだ。

Zレンズは高額なのにあまりカッコがよろしくない。そりゃ写りは素晴らしいんだけど、撮影中の気分を上げてくれる付加価値も是非考えていただきたい。
もうひとつ望むべくは、DタイプレンズのAFを可能にするマウントアダプターを作ってくれないかな。まあ、あまり収益に繋がらなそうだから実現しないんだろうね。

蛇足だけど、Fマウントのf/1.8シリーズには28mmレンズがあったのに、Zマウントにはないってどういうことなんだ。
僕のお散歩広角単焦点レンズは昔から28mmなのだ。NIKKOR Z 28mm f/2.8はあれど、やっぱりS-Lineのf/1.8が欲しいよね。 24mmはパースが効きすぎてるからあまり好きじゃないんだ。
いつか発売されるまで、あの小さな28mm f/2.8かAF-S 28mm f/1.8Gを使っていくよ。 時代的に28mmって需要が少なそうだから期待できないかな…。

(2024/3/15)

 非CPUレンズの悲哀
非CPUレンズをFTZ II経由でZ fに装着すると、
・ファインダー内、小窓のF値表示が「F - -」となる
・撮影はできるが、F値がExif情報に記録されない
な、なんてことだ…。

Nikon DfはほとんどのFマウントレンズが装着可能だ。 非CPUレンズ(Ai-sやAuto NIKKOR等)も最新のAF-Sレンズと同等に扱うことができる。 これが僕の「当たり前」になっていた。

Nikon Z fを手に入れてもうすぐ3ヶ月。 何となく部屋でFTZ IIを取り付けたNIKKOR-S Auto 50mm F1.4(Ai改)をZ fに装着してみた。 絞り優先モード。絞りリングを回すとファインダーの明るさが変化する。 問題なく使えそうだなと思ったその時、ファインダー内のF値が「F - -」と表示されている。 レンズを認識していないのかと、電源Off/On、レンズ脱着、MFレンズ手動設定確認等、 考えられることを確認したものの、「F - -」の表示は変わらない。

色々調べた結果、どうやら非CPUレンズ使用時の正しい状況のようだ。さらに撮影時のF値はExif情報に記録されない。

写真を撮ることだけを考えたら特に問題はないんだけど、他のレンズでできていることができないとなれば、どうにも気持ちが悪い。 一瞬、売却することもよぎったけど、一眼レフでは使えるし、売価は4000円程度にしかならないだろうから、 もうしばらく持ち続けてみよう。購入価格17,000+清掃10,000もかかっているのだから。

Z fでストレスなくオールドレンズっぽく撮るとすれば、初期のAF-Sレンズしかないのだろうか。 58mm f/1.4G、50mm f/1.4G、35mm f/1.8Gあたりか。 Gタイプの1世代前のDタイプレンズはモーター非内蔵なのでAFが効かない。 さらに世代前はAi-sレンズで非CPUだ。DタイプでMF撮影というのも面白いかもしれないけど。

最近ヤフオクで物色してたけど、早まってAi-sやAuto NIKKORを買わなくてよかった。 もし買うのなら古い描写で新設計のVoigtlanderが安心か。

(2024/3/6)

 終わらないからこそ沼?
Zレンズも多分これで十分と思えるラインアップとなった気がする。
・NIKKOR Z 50mm f1/8 S
・NIKKOR Z 28mm f/2.8 SE
・NIKKOR Z MC 105m f/2.8 VR S
・NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
単焦点で広角、標準、中望遠、そして超広角ズーム。これだけあれば僕のスナップには十分だ。
望遠ズームを使うとしても常識的な価格のものがないので、Fレンズで賄おうと思っている。使用頻度も少ないし、それで十分だろう。
これでレンズ沼から足が抜けた、と思っていたのはほんの短い時間。いつの間に気になるレンズが現れたのだ。 現れたといってもずっと前から存在していて、たまたま僕の目に素敵に見え始めただけなんだけど。

(1) AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED 2014/02/06 発売
(2) AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G  2008/12/05 発売

ともに古いレンズだ。今までそれほど気にはなっていなかった。 Zレンズを使い始めて、かつての収差が残っている柔らかめの写真が懐かしくなっての物欲だ。

35mm f/1.8Gは、58mm f/1.4Gから始まった「三次元的ハイファイ」思想で作られたレンズの第二弾だ。 第三弾の105mmは価格も重さも非現実的なので物欲は湧かない。苦手な焦点距離ではあるけれど、その写りが気になって仕方がない。 35mmといえば、Ai-s、Ai AF D、SIGMA Artと所有してきたが、今はすべて手放している。 かつてキヤノン一眼レフの頃も持っていたような気がする。 そのどれひとつ残していないのだから止めておいた方がいい焦点距離だと分かっているのに気になる。

50mm f/1.4Gは、Zレンズの解像度に対して、ゆるふわ的な写真が撮れると想像しての物欲だ。 冷静に考えて標準レンズは渋滞している。58mm f/1.4Gを筆頭に、50mm f/1.8G SE、PLANAR 1.4/50、NIKKOR-S Auto 50mm F1.4、それにZレンズだ。 きっと58mmがあれば大丈夫のような気がするんだけど、なんか欲しい。 50mm f/1.8G SEと入れ替えたいところだが、Dfとのマッチングが素晴らしいため手離せない。

さらに、こちらは多分買わないし買ってはいけないと思ってるんだけど、追加で気になる2本。
(3) Voigtlander NOKTON 55mm F1.2 SL IIs     2023/05/16 発売
(4) Voigtlander APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical 2022/05/20 発売

(3)はFマウントで「35mm判一眼レフ、創世記へのオマージュ。」、(4)はZマウントで「フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズ」とのキャッチコピーが付いている。 両方ともMFレンズなので使用頻度は著しく低くなると思うんだけど、定期的にMFレンズが気になる期間が訪れる。

(3)の魅力は何と言っても僕が体験したことのない、その明るいF値だ。 被写界深度は想像以上に浅くピント合わせが難しいだろう。それでも欲しいと思わせる雰囲気はDfに合わせたいレンズだ。
一方(4)の魅力は「フォクトレンダー史上最高性能」とメーカーが言い切るその自信が気になって仕方がないのだ。外観はちょっとカッコ悪い。

これら4本に共通して言えるのは、新品のレンズでオールドレンズのような画質を味わえるということ。 古い中古レンズを買って、ヘリコイドの重さやカビ、塗装の剥げなど、撮影中に気分が下がるのは避けたいからここは新品が欲しい。

2021年12月に新品購入したCarl Zeiss PLANAR T* 1.4/50 ZF.2は解像度高めに撮れる印象だが、絞り開放では柔らかく写る。 2010年発売のこのレンズも言わばオールドレンズではある。 その外観に惚れ込み、一年間迷い続けてそれでも欲しい気持ちが萎えなかったPLANARがあるし、 オールドレンズの王道、NIKKOR-S Auto 50mm F1.4もあるのだから、(3)(4)は回避すべきとも思う。

ここまで考えてきて、4本とも買わない理由は明確になった。
(1) AF-S 35mm f/1.8Gは焦点距離が苦手
(2) AF-S 50mm f/1.4Gは58mmと性質が重複している
(3) NOKTON 55mm、(4) APO-LANTHAR 50mm F2はCarl Zeiss PLANAR 1.4/50の存在により使わない可能性大

昔から使ってきて目に慣れているはずの28mmが、標準レンズを使い続けていると思った以上に広く感じることが多くなってきた。 この感覚が35mmを欲していたのかもしれなく、もしかしたらまた35mmが気になりだすかもしれない。

(2024/3/5)

 デジタル一眼レフ Nikon Df
Nikon Z fを手にした今、デジタル一眼レフを持ち続ける意味。

僕にとって、それはひとえにNikon Dfの存在だ。Dfは生涯手放したくないカメラだから。 ミラーレス一眼レフがいろんな機能を充実させたり、画質のいい写真を作り出し、その差を広げるばかりだとしても、 Dfの作り出す味のある画作りが好きだ。現代の解像度至上主義(?)とフィルムの中間に位置する、何とも言えない味である。

そしてDfがくれるのはそれだけではない。
ミラーレスで失われた光学ファインダーが見せてくれる光景だ。電子化された映像じゃなく、鏡に映し出された自然の光。 目の前にあるものをそのまま見せてくれる、当たり前という現実が嬉しい。 写真を撮るまで仕上がりが分からない当たり前。

シャッターを押してから何日も後になってようやく写真を目にするフィルムとは比較にならないけど、 それでも、あれこれ考えてシャッターを押してその結果を確認する、そんな撮影体験がやっぱり楽しい。

ミラーレスの電子ビューファインダーだっていいところはある。 撮影前から結果が分かり効率的だし、F値の暗いレンズにファインダーが左右されることもないし、 DXレンズを使っても視野率100%で確認もできる。ファインダーのほぼ全面でピント合わせもできる。 電子ビューファインダーを覗くことが楽しいと思えるようになれば、きっとミラーレスに傾倒していくのかもしれないけど、 そんな日が果たして来るのかどうか。

あと、これは僕にとってとても重要なことなんだけど、外観。そう、見た目。
Z fよりDfの方が好き。Z fの方が質感が高いし、Dfは厚みがあり過ぎるなんて人もいるけど、 手に取るだけでワクワクしてくるのはDfなんだ。

Z f発売前、噂が飛び交っていた頃は「F3」のような外観でありますようにと願っていた。 でも蓋を開ければ「FM2」のオマージュ。
FM2だっていいカメラだけど、普及機。30万も出して買うカメラの外観が普及機ってどうなんだろう。 FやF3であってほしかった。Fはともかく、F3は外国人デザイナーのプロダクトだから、何か大人の事情があるのか。 当時のフラッグシップ機に思いを馳せて手にするZ f、みたいなストーリーを綴ってほしかったな。

そんなわけでZ fは、これまでの「圧倒的にDfが1位」という位置付けではないけれど、いまだに「Dfと同率1位」感はあるけれど、 いつか単独1位になることを期待して、使い続けてみようと思う。

※予備購入していたDfは、先代Df売却後も未開封のまま。
今開けてしまうとZ fに戻れない気がして、開けられずにいる…。

(2024/1/25)

 超広角ズーム
先日、D300入手に合わせ購入した超広角ズームAF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED。
白井、鎌ヶ谷と立て続けにスナップした写真は、納得のできるものも結構あった。換算15-36mmは僕の目に合っているようだ。

焦点距離が競合するレンズがないため、超広角で撮りたいときはD300を使うという明確な理由ができたはずだったんだけど、 4月以降に届くと思っていたZ fがほどなくして手許に。
こうなるとZ f用に超広角が欲しくなるのは自明の理。

FTZ IIを経由すればこのレンズを使えるんだけど、せっかくのフルサイズ機をDXで使うのは勿体ない気もする。
D300の4288×2848(1221万画素)に対して、Z fのDXは3984×2656(1058万画素)と画像サイズが大分小さくなる。
Web用は現像時に2000×1333(266万画素)に落としているので、同じような気もするし違うような気もする。
あ、これはパッと見の画像の綺麗さの話。
一度試してみれば分かるんだろうけど、もしZ fのほうが画質がよくなかったらガッカリするよね。まあ理論的には変わらないはずなんだけど。

ごちゃごちゃ考えてるのは、超広角のZレンズが欲しいけど高額で手を出しづらいから、手持ちのレンズで何とかできればいいなっていう、自分を納得させる理由を探しているだけ。
NIKKOR Z 14-30mm f/4 S。
そりゃあ、モノとしてはもちろん欲しい。おそらくZ 50mm f/1.8 Sのような絵を叩き出してくれるに違いない。

躊躇しているのは、高額なのはもちろんだけどD300&AF-S DX 10-24mmを使う理由がなくなりそうだから。
でも、どうせならZ画質で撮りたいとも思う。
中古で買ったDXレンズだから何となく安レンズと思いがちだけど、2009年発売とはいえ、メーカー希望小売価格は132,000円だし、EDレンズも使っていて結構いいレンズ何だと思う。 ミラーレス機はDXレンズを装着しても倍率0.8倍のままファインダーを見せてくれるから、画質に問題さえなければ我慢するところだろう。

とはいえ、この煩悩がそんなに簡単になくなるとも思えず、沼の出口は見えてこない。

(2023/12/27)

 再びのDXフォーマット
言い訳をすればいくつかあるけど、つまるところ欲しかった。ただの物欲。
そう、二度目のNikon D300購入。もちろんヤフオクだけどね。

何度目かの断捨離の末、防湿庫のカメラはD780だけとなっている。(二台目Dfはあるけど、なんかもったいなくて開封できずにいる。) 予約したZ fの納期も未定のまま、空間が目立つ防湿庫を眺めると寂しい気持ちに包まれる日々を過ごしている頃、スマホの画面に映るD300を見つけてしまったんだ。 D200でもよかったんだけど、状態のいい個体は少ない。

S/Nが208万番台と新しめ、シャッター回数2,371回と極少、グリップのべとつきもなく、テスト撮影したところ大きな問題はなさそうだ。 ピントが合った時の電子音が鳴らないのがちょっと不便なくらい。こんな上物が2万円で手に入るとは。 なんか、D780を新品で買った時より気持ちが上がっている自分にビックリ。

新たなボディを迎えたので、恒例のメインレンズ選び。
いつものように単焦点か、標準ズームかなどと考えている僕の胸に去来したのは『超広角ズーム』。 未体験の新しい扉の向こうに、超広角という焦点距離は僕に幸せをくれるだろうか。 超広角に足を踏み入れるならDXを手にした今しかない、そう思えた。

フルサイズ用の超広角レンズは大きい・重い・高いの三重苦だ。初めての焦点距離の体験としては安価な中古のDXレンズでいいだろう。 そして見つけたのが、AF-S DX NIKKOR 10-24mm f/3.5-4.5G ED。マップカメラ良品34,800円。35mm換算で15-36mm。常用レンズとしても問題ない距離だ。

28mmが僕のベスト距離だと思ってたけど、ズームレンズだと24mmも違和感なく使えたりするので、この新たな広がりにはわくわくする。 それにFX機で使える超広角は持ってないので、D300を持ち出す明確な理由ができる。 DXフォーマットは望遠側に有利だと刷り込まれてきたけど、広角側にも有利な点があったんだね。

ところで、勢いづいてヤフオクで入札中の品がある。D300用縦位置グリップMB-D10だ。
別にバッテリー容量に不足があるわけじゃなく、使ってみたいと思ってた物がたまたま出品されてたから。
昔、Canon EOS55に縦位置グリップを付けてみたことがあった。 でもあれは単にバッテリーグリップで縦位置用のシャッターボタンもダイヤルもなかったので、今回が実質初めての縦位置グリップだ。
バッテリー込みだと1,195g。D850の1005gより重い。
グリップの握りやすさも関係するんだろうけど、
・Df+58mm(1150g)→重く感じない
・D780+24-120mm(1550g)→重く感じない
・Df+SIGMA50mm(1670g)→重くてレンズ売却
・D300+10-24mm(1655g)→果たして?
 重さに耐えきれず外してしまうのか?(MB-D10なし:1285g)

ちなみに、ニコンイメージングサイトの
−「サポート」
−「お知らせ」
−「2010年以前」
−「デジタルカメラ用アクセサリーの模倣品について」
純正品模倣品 の違いが掲載されている。

デジタルカメラ用アクセサリーの模倣品について

◆構成品:
・MB-D10 (本体)
・MS-D10EN(EN-EL3eホルダー)
・MS-D10 (単3ホルダー)

(2023/12/5)

 さよならGR III
Zレンズを購入するためにRICOH GR IIIを手放した。
その価格どおり、よく写るカメラだ。それなのに手放した。

GR IIIは、ポケットから取り出し、電源ON、被写体に向けてシャッターを切るまでの一連の動作が 秒で可能な「スナップシューター」と呼ばれる優れもの。

ポケットサイズなので一眼レフを持っていけないような場所での撮影が可能になることや、
ISO 102400や手ブレ補正等の高機能、APS-Cサイズのセンサーによる高画質など、文句の付け所がないカメラだと思う。見た目もかっこいいし。

それならなぜ手放したのか。その理由は撮影体験の空虚感。
僕が言う撮影体験とは、カメラを持ってどこかへ出かけ、カメラをいじったり眺めたりしながら写真を撮り、帰宅してRAW現像を行うことだ。

背面モニタではなくファインダーを覗きたい。
レンズシャッターではなく、メカシャッターの音が聴きたい。
PCでじっくりRAW現像を行いたい。
(カメラ内蔵のイメージコントロールを使いたいので、市販のものじゃなくやっぱり純正ソフトが欲しいというないものねだり。)

それらが叶わないことはGRを買う前から分かってたのに。
僕にコンパクトカメラが合わないことは薄々気づいてたのに。

そんな折、Z fの発表・予約を経て、欲しいZレンズと下取交換することを決断。
・RICOH GR III
  ↓
・NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
・NIKKOR Z 28mm f/2.8 (Special Edition)

なぜこのタイミングだったのか。
・Nikon Creators応援キャンペーン中。(いわゆるキャッシュバック)
・フジヤカメラのクーポンがあった。
・ちょっとだけ競馬で儲かった。

差額なしでZレンズ2本を入手。50mmと28mmはよく使う焦点距離の双璧なので、この買い物は無駄にならないと思う。
思いたい。

(2023/12/5)

 DfとZ f
昔の写真を眺めていてふと思った。
「綺麗に写ってるなぁ。この機材で十分だよなぁ。」
Nikon Dfを手に入れて間もない頃、約10年前の写真。レンズはAi AF Nikkor 28mm f/2.8D。 下手すればオールドレンズと言う人もいるくらいの古いもの。 Dfと同時に購入して、それからの7〜8年はほぼこの機材のみで写真を撮っていたほど愛着が湧いている。

ある日の撮影後、RAW現像をしていたら「もう少し解像感が欲しいなぁ」と思ってしまったのが始まりだ。 新しいGタイプのレンズならもっとパキっと写るのではとAF-S 24mm/1.8Gを購入。 元々はここから遡ること半年、病気平癒の記念にと50mm/1.4Dを購入したことが「買う癖」をつけてしまった原因だ。 約7年もの間、機材を買うことがなかったのに、この2本を購入したことでタガが外れてしまったようで、ここからズブズブと沼に入り込む。

その後の詳細は置いておくとして、結局、ミラーレス導入はあり得ないと想いながらも、今回のNikon Z fの外観にヤラレて手を出すことに。 もちろん、その撮影体験は他の機材では味わえない格別なものとなり、結果的に納得のいく写真が撮れる確率も上がるだろう。 ただ、画質的な面でいえば、DfやDタイプレンズがそれほど劣っているようには見えない。 解像度では敵わないものの、写真の「味」としてはZ fやZレンズと単純に比較できるものではないから。
寿司と焼肉のどちらが好きか答えが出ないのと同じだね。ずっと食べ続けていれば、いずれもう一方が欲しくなる。

2013年発売のDf、2023年発売のZ f。当然10年後発のZ fは機能の多くで進化していて、Dfを圧倒的に凌駕していると思える。 それでもDfのスペックに表れない部分、たとえばD4譲りの画質だったり、その佇まいだったり、ファインダーの見え方だったりが好きだから、 結局僕の中ではこの2台ともがトップなんだ。

Z fを導入するにあたり、予備機があるDfの現役機を発売日前の先行下取に出したため、手元にはD780しかない。 予備機Dfはあるけれど、なんとなくもったいなくて未開封のまま。
そんな中、フジヤカメラから「発売日にはお届けできず、次回納入時期も未定」のメールが。予備機を開封していないので使えるのは当面D780のみ。 決して悪いカメラじゃないんだ。いや、いいカメラなんだ。でもね、撮影中の気分がDfとはまるで違う。道具を使って写真を撮ってる感じ。 けれどDfを持っていくと「Dfと一緒に撮ってる」気分になれる。

やがてZ fが手元に届いたら、しばらくはZ fばかりに使うことになりそう。 その結果、Z fばかり使うようになるのか、Dfを開封して再びDfと歩くこともあるのか。
そして僕はそのどちらを望んでいるんだろう。

(2023/10/19)

 Nikon Z f 予約
2023/9/20 「Nikon Z f」の10月発売予定の正式発表
2023/9/22 予約開始
2023/9/26 フジヤカメラにて40mmレンズキットを予約

永年待ち続けていたDfの後継機(?)がついに発売される。その名も「Z f」。
僕が望んでいた一眼レフではなくミラーレスとしてだ。どうやら世間では、Dfの後継機というより、 Z fcのフルサイズ版という見方が大半を占めているようだ。
ボディのみが \269,280、40mm f/2 レンズキットが \297,990。
外観は…Dfに負けず劣らずカッコイイ。機能面はZ 6IIをブラッシュアップしたような、かなりのハイスペック。

Dfの時は発売前の雑誌広告を見ただけで予約したのに、今回は予約開始から4日も迷っていた。 その理由は「一眼レフ」じゃなかったことの一点に尽きる。
一眼レフの素晴らしいところは、自然のままに見えるファインダー像と、脳内に響くような心地よいシャッター音が、撮影体験をより高揚させ、 次のレリーズへの期待感を増幅してくれることだ。
以前、少しだけ展示品のZ fcを触った時の違和感を忘れられずにいるため、ミラーレスへの抵抗感が少なからずある。

ただ、Z fは今までのミラーレスとは違うであろう期待感と、かねてより感じているZレンズを使ってみたいという誘惑とがミラーレスの抵抗感を上回ったため、 今回の予約に至った。

コスパはいいと言われているZ fだけど、財布から出す金額としては決して安くない。いや高い。なので今回も以下の機材たちとお別れすることにした。
○Nikon Df(初代)
 予備として未使用機があるし、10年使用しても何ともないので予備機に切り替えても当分使用できるとの思いから、初代Dfを手離すことに。 Z fに生まれ変わって僕を楽しませてほしい。
○Nikon D5600
 NikonDirectのOutletで新品購入してちょうど1年。そのボディの軽さからDfのサブにしたけど、二度ほどサブで持ち出し2台持ちの重さに結局降参。 それに、やっぱり値段なりのチープさは否めなくて、使用頻度が極端に少なかった。
○Nikon D70s
 初めて買ったデジタル一眼をもう一度この手に、というノスタルジックな気持ちで中古を手に入れた。 Dfのようないいカメラに慣れてしまうとこういうカメラには中々戻れないな。いいカメラなんだけど。
○AI AF Nikkor 50mm f/1.4D
 使用頻度は減ってきたDレンズで、焦点距離が競合しているレンズが数本あることから今回の決定に。 楽しいレンズではあるけれど、AF-S 58/1.4G、AF-S 50/1.8G(SE)、NIKKOR-S Auto 50/1.4、Zeiss Planar 1.4/50とある中で 「今日は50/1.4Dを持っていこう」とはならなくなっていた。
○AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
 D5600入手後に新品購入。写りはいいんだけど、DX機を持ち出すことがほとんどないので使う機会がないため売却。
○AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED
 初めてのD70sを買ったころと同じレンズを、と思い中古購入。これもD5600同様、持ち出すことはほとんどなかった。
○TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F017)
 Zマウント非対応のため売却。以前はTAMRONに送付すればZ対応できたらしいんだけど、半導体不足の影響なのか基盤交換サービスをやめてしまったようだ。 これから手にするZ fに使えないなら要らないか、と売却。

こうして防湿庫がだいぶスッキリした状態でZ fを迎えることになるが、気になるZ用レンズがあるため、空きが埋まるのにそう長くはかからないかも。
○NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
 Zレンズが展開され始めてからずっと気になっているレンズ。結構カリっとした写りのようなので、SIGMA ArtやZeiss Planarのような期待感がある。 これは多分入手すると思う。一度は使ってみたい「S-Line」の有力候補。
○NIKKOR Z 28mm f/2.8 (Special Edition)
 40mm/f2.8と併せて、レトロな外観のSpecial Edition。Z 26mm/2.8のほうが魅力はある。価格は2倍だけど金属マウント、開放からたっぷりの解像感。 でも薄すぎて使いづらそう。写りがさほど変わらないなら使い慣れた28mmでもよしとしよう。
○NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
 性懲りもなく気になってしまう便利ズーム。普段からズームレンズを使っていると思われる人たちはいい評価。僕みたいな単焦点派からみるとどうなんだろう。 ズームレンズを使いこなせればどれだけ便利だろうと思いながら、明るいF値の単焦点ばかりが気になる。ワイド端・F値開放・最短撮影距離でどれだけボケを楽しめるか。
○オールドレンズ
 Leica Mレンズは高価で無理だけど、VMマウントのVoigtlanderやTAKUMARなどのM42レンズ、 マウントアダプターを装着して他マウントレンズを楽しむのもZマウントの楽しみのひとつかもしれない。

まあ当面はキットレンズを使い倒してみようとは思っているが、Z fと同時購入の純正マウントアダプターFTZ IIで手持ちのレンズを味わうのも一興だ。
いずれにしても、Nikonからは「10月発売予定」としか発表されていないので、手元に来るのはいつになることやら。
未使用のDfはとりあえずそのままにして、Z fが来るまでの間はD780を主力に散歩してみようと思っている。

(2023/10/2)

 久しぶりのPLANAR
2021年12月24日、一年以上迷い続けてそれでも購入したCarl Zeiss PLANAR T* 1.4/50 ZF.2。 買ってすぐに2回ほど持ち出して以降、一年半も防湿庫の肥やしになっていた。
西新井大師の風鈴祭りに持っていくレンズを考えていた時、 ふとPLANARが頭をよぎったので久しぶりに持っていくことにした。

やっぱりいい。絞りリングのクリック感が心地いいし、ヌルっとしたピントリングの感触は健在だ。 ピント合わせは絞りを開けるほどシビアになるけど、フォーカスエイドに任せておけば大きく外すことはない。 仕上がりは、僕が持っているレンズの中では解像度が高いほうで、ボケも滑らかだと思う。

MFレンズでピントを合わせるとき、右目でファインダーに映る像を凝視し、左目はぎゅーっと瞑っている。 そのため両目とも疲労が早く訪れ、あまり長い時間はもたない。撮影途中でAFレンズへの切替を余儀なくされる。 MF撮影をしている人はみんなどうしているんだろう。 もっと疲労が少ない撮り方があれば一日中PLANARを使いたいんだけどな。
ZeissのAFレンズが用意されているFUJIFILMとSONYのユーザーが羨ましくなる瞬間だ。

(2023/7/24)

 Nikon Z f
愛機Nikon Dfの後継機発売に備えて始めたタンス貯金。 一眼レフとしてのDf後継機の可能性はゼロに等しくなり、 数日前に出たNikon Rumorsの噂はヘリテージデザインのフルサイズミラーレス機「Z f」。 このサイトによると8〜9月に発売されるらしい。急に落ち着かなくなる。

外観がカッコよかったら多分買わずにはいられないだろう。機能なんて二の次。 フルサイズ機なんだからそれなりに充実してるはずだし。まあ、それも価格次第だけどね。

次なる問題はこの新しいカメラに似合うレンズはあるのか。ミラーレス機を持つなら当然S-Lineは使ってみたい。 でも、そのほとんどはサイズの大きいものばかり。発売中の28mmや40mmのSpecial Editionならマッチしそうだけど、 これらは非S-Line、いわゆる無印ってやつ。あとは26mmか24-50mmくらいだけどこっちも無印。 いきなり無印を買うくらいなら、ひとまずFTZ II+AF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gで様子を見るのも悪くない。 ベストマッチなキットレンズを併せて出してくれないかな。

本題のZ fに戻って、まず外観について。 僕の理想はF3HPなんだけど、FやF2が好きな人も多いだろうから、この3機種の中からデザインされていてほしい。 でも、FやF2なら買わないかな。少なくともかつてのフラッグシップ機を装ってほしい。 FM2やFEだったら大枚はたく価値もないし所有欲も満たされないな。

次に機能について。外観さえよければ然程こだわりはないけど、
・2400万画素程度のセンサー
・ボディ内手ブレ補正
・SDカードのWスロット
・電源オフ時のセンサーシールド
・防塵防滴
などがあると嬉しい。

最低限、Z 5と同等かそれ以上のスペックにはなることを考えれば、上から3点はきっと大丈夫。 問題はセンサーシールドだ。高級機であるZ9/Z8にしか搭載されていない。 僕がミラーレスでいちばん心配なことのひとつがセンサーのごみ付着。 抜けるような青空の写真にごみが写っていた時の落胆たるや。 一眼レフより無防備なミラーレスには絶対に付けてほしい機能だ。

外観・機能・価格に納得し「Z f」を手にしてしまったとき、2013年から愛し続けてきたDfはどうなるのだろう。 やはり何か用途による使い分け、例えば、単焦点はDf、ズームはZ f、みたいなことを考えないとどっちつかずになるか一方だけを使い続けることになってしまう。

最後に、これは僕にとってかなり大きな問題のシャッター音だ。 撮影結果に何の影響もないけれど、撮っているときのテンションがかなり変わってくる。 テンションが上がればいい写真になりやすい(気がする)。
GR IIIで撮っているときに一眼レフほど上がらないのはレンズシャッターのレリーズ音が安っぽいせいだと思っている。 ボディが小さいからとかファインダーがないからではない。

以前、店頭でミラーレスのメカシャッター音を聞いてみたけど、限りなくレンズシャッターに近い音だった覚えがある。 機器の構造上、ここは期待しちゃいけないんだろうな。

(2023/7/6)

 PC更改
Nikon Dfで撮影したデータのRAW現像時はギリギリ我慢できるくらいの「遅さ」だったのに、 新たに我が家の一員になった2400万画素のD5600になると「重さ」を感じるようになり、 さらにフルサイズのNikon D780になるとフリーズしているのかと思うくらい重くなった。

作業時にストレスを感じる。いやストレスしか感じない。D780のJPG書き出し時には「glo」が1本吸えたこともあったほどだ。 PCもだいぶ古くなってきたし、唯一の趣味である写真にストレスを感じるのも問題なので思い切って新調することにした。

今まで大手家電量販店に陳列されている日本メーカーのPCしか買ったことがない。 でも、今回の目的はストレスなくRAW現像ができることなので、ある程度のハイスペックが必要だ。 まともに日本メーカー品を買っていたのでは高額になりすぎてしまう。 そこでゲーミングPCやBTO(Build To Order)パソコンで有名らしい「Dospara」で購入することにした。

Dospara GALLERIA UL7C-AA3
(Office Personal 2021モデル)

140,280円。
Windows復元用USBメモリと送料込の価格だ。
現行PCは富士通製ノートPC 84,380円(ビックカメラ)だったので1.6倍以上の価格差だが、時代背景と性能差を考慮したらやむを得ない。

現行PCとの主なスペックを比較してみよう。

・CPU:2コア/2スレッド → 14コア/20スレッド
・MEM:初期搭載4GB(最大16GB)→ 16GB(最大128GB)
・ストレージ:256GB SSD → 512GB SSD
・USB端子:3.0×2、2.0×2 → 3.2×3、Thnderblt4×1

おそらくその他にもかなり期待しているんだけど、細かいところで多少スペックダウン。
ひとつは光学ドライブ非内蔵のため外付けDVDドライブを別途購入。RAWデータのバックアップを保存するために必須だ。これは手配済み。 あと、これは大した話じゃないけど年賀状ソフト「筆ぐるめ」を年末までに入手する必要がある。ホントに大した話じゃないな。 忘れてたけど、マウスがなかった。これは1000円くらいのを適当に買おう。

今回のPC更改でRAW現像がサクサクできるようになるといいな。

(2023/6/21)

 Nikon Df への想い
今、Nikon Dfで撮影したい。

Dfより作り出す絵が今っぽくて、解像度高めで、彩度・コントラストも高めな写真が撮れることを期待して手を出したNikon D780。
そのD780で2日間スナップ撮影した後の正直な気持ちがこれだ。

スペック面や販売時期の背景を考えれば、間違いなくD780が圧倒的な違いを見せてくれるはずだった。
だが、この購入はDfの素晴らしさを再認識させるものとなったのだ。

Dfの作り出す絵。
うまく言葉にすることができないけど、何でもない写真が『何となくイイ』に変わるのだ。
同じレンズを使ってD780やD5600で撮影しても同じ感覚になったことがないので、多分それがDfの実力であり魅力なんだと思う。

そして撮影するまでのプロセスにおいても、使いづらさやその感触までもが所有感を満足させ、撮影意欲を向上させてくれる。
それどころか出発前にDfをカメラバッグに入れるところから始まる高揚感。
現段階ではD780にそれらの感情を持つまでには至っていない。

D780はざっとスペックを見ただけでも、かなりの高性能機であることが窺える。どれをとってもDfより優れている。 まだ2回しか撮影に出かけていないD780だけど、これはイイと実感できたのは先頭3項目だけだ。
・常用感度ISO 51200
・SS 1/8000秒
・長い電池寿命
・D5同等のAFアルゴリズム
・合焦表示精度が一段と向上したフォーカスエイド
・約7コマ/秒の高速連続撮影
・有効画素数2450万画素
・裏面照射型CMOSセンサー
・ノイズの少ない高精細描写、画像処理エンジンEXPEED 6
・ハイライト重点測光
・防塵・防滴性能を備えた耐久ボディー
・SDカードダブルスロット
・SnapBridge対応
・ミラーレス機に肉薄するライブビュー撮影

一方、Dfの方が優れていると感じるのはどれもスペックに表れないものばかりだ。
・外観
・シャッター音
・写真の仕上がり
SS 1/4000秒より速くシャッターを切りたいときもある。
もっとISO感度を上げたいときもある。
でも、そんなのは大したことじゃない。

『Dfを持っていることが嬉しい。』

ああ、そうか。それ以上ない賛美だね。
D780がエースになれないことが確定したみたいだ。

(2023/6/1)

 Nikon Z f の噂
ようやく来た?
2023年9月にフルサイズミラーレス「Z f」を発表!?
名高い噂サイト「Nikon Romors」に登場した待ちに待った噂。

ミラーレスに移行できない理由は、Zシリーズの外観によるものだ。
あの外観に大枚をはたくなんて考えられない。
きれいな画像を出力するだけがカメラじゃない。
所有欲を満たしてくれる素晴らしい外観も必要だ。

F3HPのような外観なら言うことはない。 Z fcがFM2をイメージしているなら、上位機種のZ fはF3HPでしょ。
とにかく所有する喜びを与えてほしい。 そしてそれを使わずにはいられないほどの。

スペックはZ6IIと同程度、あるいはZ5程度でもいい。
望む機能は、
・丸窓
・チルトモニタ200万ドット程度
・SDカード2枚挿し
・ボディ内手ブレ補正
・シャッタースピード1/8000秒
・防塵防滴
・有効画素数2400万程度
・ISO感度100〜51200

この程度のスペックならすぐにでも出来そうだと思うんだけど、 なんならZ5の外側だけ作り変えてくれたとしても買いますよ。

ミラーレスでひとつ気になるのは、レンズを外したときにセンサーが丸見えな所。
あれって、スナップで外歩きをしているときのレンズ交換に不安を覚える。
今の一眼レフだって、なるべくレンズ交換は控えているのに。

まあごちゃごちゃ言ってたって、見た目がカッコよかったらスペック度外視で 予約しちゃいますよ、Nikonさん。

(2023/5/2)

 標準ズームレンズ
ズームレンズは要らない。だいぶ前にそう思い、単焦点レンズだけでシステムを構成してきた。
必要に応じて自分が前後に動き、被写体の大きさを変えればいい。 それでもどうにもならなかったり、自分が動けないような場所にいれば諦める。基本的には28mmと50mmがあればいい。

そう思っていたはずなのに、ふとしたきっかけで2021年8月、僕のシステムに登場した70-300mm望遠ズーム。
とはいえ、普段のスナップは28mm&50mmのいずれかなので、桜や紫陽花等季節ものに使用するくらいで、執筆時点で10ヶ月もご無沙汰している。

被写体を見つけ、絞り・構図を決め、レリーズする。この流れの中にズームリングを操作し画角を決めるという行為が加わるのが、僕は苦手だ。
にも拘らず、今、標準ズームに心を動かされている。それも一度手放したものだ。AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR。
元々D750購入に合わせて入手した標準ズームだったので、不具合が発生したD750の売却に合わせて手放してしまった。 特にこのレンズに不満があったわけではなかったと思う。

今回、このレンズに再び注目したのは、友人からのスナップの誘いがあったからだ。
50mmを装着しているときにここだけ中望遠で撮りたい、といったことがあった場合、 また、今後のスナップにおいても同じようなことがあった場合、120mmまでの標準ズームがあれば便利だと思ったからだ。
さらに、最近、DfにGレンズの組合せが目に慣れてきたこともある。 f/4という暗さが気にはなるけど、そこは便利さとの相殺で納得するしかない。

問題はひとりスナップで持ち出すのか。開放F値がf/4とf/1.8では表現の幅がまるで違う。 望遠ズームのように年に数回しか使わなくなる予感もする。 僕は出先でレンズを交換することがほとんどない。 カメラバッグにレンズを2本入れていても、最初に付けているレンズで押し通すことがほとんどだ。 標準レンズと単焦点を持ち出して果たして交換するだろうか。

レンズを交換しない理由はふたつある。
ひとつは目の画角慣れだ。目がレンズの画角に慣れてくると、途中で画角を変えることに抵抗を感じるのだ。 被写体を探す目や注意力を維持したいから。
もうひとつの理由は、センサーやレンズの汚れが気になるから。センサーに汚れが付くと、F11に絞った青空に写り込んでくる。 そうなるとその場ではどうにもできないし、別日にセンサークリーニングに出しに行かなければならなくなるのが億劫だ。

それでも、一度欲しいと思ってしまうと、気持ちが加速して楽しい撮影をしている姿が目に浮かんでくる。 気に入らなければズームリングを触らなければ単焦点と同じなので、問題は開放f/4という暗さに我慢できるかどうか。 ファインダーの見え方もやや暗いだろう。
実際、望遠ズームのf/4.5-5.6はファインダーが暗くて撮影時のテンションが下がったことを覚えている。 f/4通しの暗さはどの程度だったか。

MapCameraで並品43,800程度のこのレンズ。今日会員登録したアールイーカメラでは状態の良さそうなAランク49,000。 現在ヤフオクで24,100で最高額をキープ中。終了は今夜23:29。さて、いくらまで粘ろうか。

もし、このレンズを入手したら、今は落ち着いているD850 or D780の欲しい度が加速しないだろうか。

(2023/4/13)

【追記】
結局、入手してしまった。AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR。
ヤフオクで「極美品」と銘打った状態の良さそうなものが見つかったので。外観は確かに美品と言える。 2010年発売とはいえ、S/Nから判断すると比較的新しめの単体だろう。 レンズも肉眼では問題なさそうだ。ズームリングにやや滑らかさがない気もするが、そこはまあ中古なので。

まずはこれ一本でいつもどおり当てのない散歩スナップで使ってみよう。 やや重いのとファインダーの暗さがどこまで気になるか、さらにズームリングを操作する行為が楽しめるのか、 そこも検証してみたい。

(2023/4/19)

 D850が欲しい
写真を撮るときにいちばん大切なことは何か、というより僕が重要視しているのは何なのか。

やはりいちばんは「写真に収めたい」と思える被写体の魅力だろうか。初めて歩く街の何ということもない景色。 毎日通り過ぎている飽き飽きした通勤経路に中々レンズは向かない。

それと同じくらい大事なのは「好きな機材を使う」ことだ。 写真そのものが好きだから機材は何でもいいという人がいるけれど、正直、スマホ片手にスナップに出かけることはない。 やはり「愛機を使いたい」という別の目的があって、どこかへ出かけていくのだと思う。

そう考えると、「写真に収めたい被写体を愛機で撮影する」ことが僕にとっての正解だ。

そして、この「愛機」が問題だ。

2013年の発売と同時に入手したNikon Df。紛れもなく僕の愛機である。 2020年の生産終了間際に予備機としてもう一台入手したほど気に入っている。 ここまで完成されたプロダクトは銘機「Nikon F3HP」以来とさえ思える。

Dfに不満はない。所有欲も過去最大と言っていい程満たされている。
でもね、やっぱり他のカメラも気になっちゃう。どんなに寿司が好きでも、毎日食べていたらたまには焼肉も食べたくなっちゃう。

現在の焼肉はD850とZ 5。
長々書いてきて、結局、物欲の話だ。

まずは一つ目の焼肉、D850について。
スナップ主体の僕にとって、ハッキリ言ってオーバースペックなのは百も承知。 でも欲しい。何故ならカッコイイから。高級機にしか装備されない丸窓と四つ葉ボタン。そしてNikonデジタル一眼レフの集大成ともいうべき各種機能。 一部では「デジタル一眼の完成形」とまで言われている。そして重量も価格もオーバースペックだ。

2022年夏、デジタル一眼レフの開発中止(撤退を決めたわけではないらしいが…。)のニュースで、Dfの後継機が出たら買おうと思っていた僕は絶望を味わわされた。 一眼レフの生産・販売は継続するとのことだけど、撤退が遠い未来の話ではないことくらい想像に難くない。ついでに言えば、新設計のレンズが発売されることもほぼないわけだ。 ミラーレスが好調のこの時代に今さら一眼でもないだろうし、儲かるところに資源を割くのは自明の理だ。 そんな背景があって、人生最後のデジタル一眼レフ機を、と思い始めD850に辿り着き、そのオーバースペックに躊躇しているところなのだ。

そして二つ目の焼肉、Z 5。
隆盛を誇るNikonミラーレスにあって、そんなハイスペックは求めていないけどフルサイズを味わいたいという理由でのZ 5。 同じNikonではあるけれどマウント変更になり、新規システムを導入するのと同じなのでレンズも買う必要があるため、それだけ費用も嵩む。 最低でも広角・標準の単焦点レンズは欲しい。あるいはFマウントとの使い分けでこちらは標準ズームレンズにするか。

Zを使ってみたい理由は、評判の良すぎるZレンズを体験したいからだ。Zボディへの興味は唯一ボディ内手ブレ補正があることくらいだ。 ただネットで見られる作例からは、その評判の高さを伺い窺い知ることができない。 等倍表示した画像を画面で見て解像度が高い、などという非現実的なものならFマウントで十分だ。 それに画面鑑賞だけなら300万画素もあれば事足りる。一体、僕はZに何を求めているのだろうか。

こうして物欲を言語化してみると、やっぱりD850の方が魅力的だと再認識できる。あのカッコよさは「愛機」と呼ぶに相応しい。 そしてNikonの堅牢性と僕の年齢を考えれば、一生モノになるだろう。
現段階ではD850が一歩も二歩もリードしている感じだが、Z fcのフルサイズ版の発表に期待しながらあと一年くらい待ってみようと思う。 それまでD850が旧製品とならないよう祈りながら…。

(蛇足)
いきなりD850へ向かうのではなく、ひとまず中古のD800で大きさ・重さを体感してみようかとも考えてみた。 ただ、2012年発売のこの機種に、状態のいいものがあまりない。D750の美品でさえホットピクセルに見舞われたのだから、ここは慎重になるべきだろう。
D800より少し高いけど、ローパスフィルターレスの「D800E」も気になるな…。

(2023/03/17)

 SIGMA Artライン
その写り、その外観は間違いなく所有欲を満たしてくれていた。SIGMA 28mm F1.4 と 50mm F1.4。
それでも手放したのは、重くて撮影に持ち出すのが億劫に思い始めている自分に気が付いたからだ。

ちなみにその質量は、
・28mm F1.4 (A019) 865g
・50mm F1.4 (A014) 815g
(いずれも公式サイトに記載のシグマSAマウントの質量。)

長年使ってきた AI AF Nikkor 28mm f/2.8D が 205g だということを考えると重く感じて当然だ。
そんな中、やっぱりArtラインの写りと外観が忘れられずにいたところ、
・24mm F1.4 (A015) 665g
・35mm F1.4 (A012) 665g
を見つける。Artラインとしては軽くて小さい方だ。欲しい…。

問題は焦点距離と質量。

35mmは得意じゃない焦点距離だし、撮っていて楽しいと思えないことが多かった。
AF35mm/f2D、Ai-s35mm/f2 を持っていたことはあるけど、使った回数は数えるほどで既に手放している。
24mmはDレンズ、Gレンズとも焦点距離が僕には合わないという明確な理由で、こちらも手放しているのでやめておこう。
選ぶとしたら35mmだ。

そして665gという質量。今僕が持っているレンズの中で70-300mmの680gに次ぐ重量だ。 この前入手したTAMRON 90mmの600gも除けば、あとは300g台以下だ。 グリップは装着したものの、やっぱりDfに重いレンズを付けて歩いていると手首の疲労が写欲を削いでいく。

Artラインの写り+外観は、不得手な焦点距離+重量第2位を粉砕してくれるのだろうか。 2012年発売のレンズだし、サードパーティーだから中古はちょっと恐い。ネットでたまに見かける前ピン、後ピンとか。 マップの今日の新品価格は90,010円と決して安いレンズではないだけに、ここは慎重に考えたい。

35mmをあまり使わなくなったとしても、DX機で換算52.5mmの標準レンズとして活用できる、 などと自分の中で言い訳がましいことも考えてみたが、おい、ひろぼう、ちょっと待て。

20mmを入手した時、「もし難しくて使えなくてもDX機で換算30mmとして使えるから」という理由で決断した。 でもこの先、DX機のみで出歩くことがあるのか。DX機単独で持ち出すのは、いつも入手したばかりのテスト撮影もどきだけじゃないか。 それにD70sはともかく、D5600にArtラインが似合うのか?

そもそも35mmという焦点距離はいずれ使わなくなる、という予感しかない。 だって現状でレンズシステムは完成したと思ってるから。 今Artラインが欲しいのは、また沼に入り込んでるからだよね?

ここは落ち着いて、ネガティブな要素を洗い出してみよう。
・高額だ。
・重い。
・ひろぼうに35mmは不要。結局28mmか50mmが欲しくなる。
・どうしても35mmが必要になったら、GR IIIのクロップがある。
・D5600のボディサイズではバランスが悪い。
・D70sの低画素ではArtラインの解像感は活きないのでは。
・どうせDX機には使わない。(いいとこ室内のみ。)

次。欲しい理由。
・カッコイイ。
・写りがいい。(多分)
・……。
・……。
・……。
・カッコイイ。

ひとまず見送るか。

(2023/01/05)

【追記】
やっぱり買っちゃったね、SIGMA 35mm F1.4 DG HSM | Art。Dfにはよく似合う。 苦手だった50mmも気が付けば好きになっていたように、35mmも使っているうちに それなりに撮れるようになるんじゃないかっていう無根拠の期待。
だってさ、中古並品しかなかったところに、突然1本だけ中古美品が現れたんだもん。 今だ!ってポチっちゃうでしょ。

思ってたより少し重いけど、何とか頑張れるかな。
あと、買ってから気づいたんだけど、このレンズ、防塵防滴には対応してなかった。 2013年発売のArtレンズ第1号だからしょうがないけど。
僕の持ってるレンズで防塵防滴対応なのは、70-300mm(配慮)とTAMRON 90mmだけだ。 防塵防滴に対応しているNikonの単焦点Fレンズはほとんどないので、気にしない…ようにしよう。

 TAMRON 90mm Macro
前回のひとりごと、「終わらない沼」で書いた "TAMRON 90mm" をGetしてしまった。 もう一本の "Ai Nikkor 45mm f/2.8P" は欲しい気持ちが落ち着いてきたので多分大丈夫だろう。
決め手は中望遠のスナップがしたいということ。まして寄れるわけだから二重に楽しいだろう。 正直このレンズにマクロ機能は求めていない。 最短撮影距離を意識せずにスナップできる、それだけで十分だ。

少し前に換算75mmでスナップしたとき、撮影中は少し画角が狭いと思ってたけど仕上がりを見たら中々いいように思えた。 85mmや105mmマクロでもスナップしてきたのできっと大丈夫。

フルサイズのFマウント中望遠マクロレンズは現在純正の現行品はない。 それに純正の60mm、105mmともに使用経験があるので、どうせなら使ったことがないものを使ってみたい。
選択肢は、
・TAMRON
・SIGMA
・Kenko TOKINA
ぐらいだろうか。
SIGMAは一昔前の金輪レンズなので見た目で却下。 KenkoTOKINAは結構カッコいいんだけど、モーター非内蔵なのでD5600では使用できないため却下。残るはTAMRON。 少し前に単焦点35mmや45mmを見ていて思ったのは、最近のTAMRONは割とカッコいい。当然90mmマクロも合格ライン。 それに世間の評判もすこぶるいい。これか。

よし、このレンズをもう少し掘り下げてみよう。

○高い光学設計を継承
高い解像力と柔らかなボケ味を誇る『SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD (Model F004)』の光学設計を継承し、 特殊硝材LD (Low Dispersion : 異常低分散)レンズ1枚と更に高度なレベルで分散性を補正するXLD (eXtra Low Dispersion)レンズ2枚を贅沢に採用。 光の分散性を極限まで抑えたLDとXLDは、軸上色収差と倍率色収差の良好な補正に寄与。 また、あらゆる撮影距離で高い光学性能を実現する「フローティングシステム」を採用。 マクロ領域から遠景まで、クリアで美しい描写能力を誇る。

○美しいボケ描写の実現
タムロンの歴代90mmマクロレンズはボケ描写の美しさには定評があり、ボケの美しさへのこだわりを継承するため、 徹底した光学シミュレーションを実施。特にボケ味のシミュレーションでは描写への影響が大きい二線ボケの発生を抑制するよう検討を重ね、 本モデルにおいてもシャープな描写とともに美しいボケ味を実現しています。

○手ブレ補正機構「VC」の性能向上を実現
手ブレ補正機構「VC (Vibration Compensation)」にシフトブレの補正を可能にする加速度センサーを新搭載。 角度ブレを検知するジャイロセンサーと併せて、無限遠からマクロ域まで手ブレ補正性能の更なる向上を実現。

○防塵防滴構造を採用
各種スイッチ部や、フォーカスリングとレンズ鏡筒との境界にシーリングを実施。 これまでの簡易防滴構造よりも高いレベルで、外部から侵入するチリ・ホコリ・水滴を防ぎ、レンズの使用機会を拡大。

○耐久性が高く、撥水・撥油性に優れた防汚コートをレンズ最前面に採用
最前面のレンズに撥水性・撥油性にすぐれたコーティングを施すことで、レンズ表面に付着した汚れを簡単にふき取ることが可能。 また、耐久性にも優れているため、その効果が長く持続。

○合焦速度、精度、静粛さに優れた超音波モーター「USD」をマクロ撮影用途に改善
リング型超音波モーター「USD (Ultrasonic Silent Drive)」の制御ソフトを見直すことでAF時の合焦速度、精度が向上。 マクロ撮影時に起こりやすい体の前後ブレによるピントのズレにも素早く対応し、至近距離での撮影をより快適に。

○ゴースト、フレアーの発生を抑制
ほぼ可視光全域において秀逸な反射防止性能を誇るeBAND(Extended Bandwidth & Angular-Dependency)コーティングと 従来のマルチコーティングを用いたBBAR(Broad-Band Anti-Reflection)コーティングを組み合わせることで反射防止性能を飛躍的に向上させ、 ゴースト、フレアーの発生を大幅に抑制し、クリアでヌケのよい画像を提供。

○丸ボケを美しくする円形絞りの採用
点光源を撮影した際に写る丸ボケに絞り羽根の形状が出るのを抑え、極力円形となるよう9枚羽根の円形絞りを採用。 開放から2段絞っても真円に近い形状を維持。

○マクロレンズ特有の使用に配慮
被写体までの撮影距離が明らかな場合、狙った被写体に合焦する時間を短縮させることが可能なフォーカスリミッターを採用。 また、フォーカシング時にレンズ全長が変化しないインターナル・フォーカス方式を採用し、 レンズ先端から139mmの長いワーキングディスタンスを確保。 併せて、フォーカスポイントを自由に選択できるフルタイムマニュアル機構を搭載。 スイッチの切替なしにAF駆動作動中でもMF割込みが可能。

どうだ、と言わんばかりの自画自賛。でも、これくらい自慢してくれるとかえって分かりやすい。 僕の大好きなNikonは控えめな説明しかないので、これくらいであってほしいものだ。

まあ、この説明が本当だとしたら、こんなに素晴らしいレンズはないんじゃないかと思うし、買ってよかったと思えるだろう。 フィールドに出るのは年明けになりそうだけど、90mm縛りのスナップが楽しみだ。

(2022/12/20)

 終わらない沼
沼から脱出したと思っていても少し経つと別の物欲が湧いてくる。
ああ、沼だ。

今、気になっているのは、
・Ai Nikkor 45mm f/2.8P
・TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO VC USD F017N

もう手放したSIGMAの28mm&50mmのF1.4は大きくて重かったけど、Dfに似合っていてカッコよかったから、 SIGMAでいいレンズがあれば欲しいな。でも如何せんどれも重すぎるので今気になっているレンズはない。

45mm/2.8Pは発売された2001年から気にはなっていた。FM3Aと同時発売された標準パンケーキレンズだ。 当時はたしか New FM2を持っていたため、あえてFM3Aを買う理由がなかったので、このレンズにも手を出さなかった。 まさか20年の時を超えてDfに装着したくなるなんて。

しかしこのレンズ、発売期間が5年程度と短かったせいか、所有者の心を掴んで離さないのか、中古品がとても少ない。 ましてや状態のいい個体なんて滅多にお目にかかれない。お金に余裕があるわけじゃないけど、お金で解決できないと思うと余計に恋しさが募る。

TAMRONは「タムキュー」の愛称で知られている、おそらく質のいいマクロレンズだ。手ブレ補正もついている。 マクロレンズは必ずしも必要ではないけれど、今持っている一番長い単焦点が58mmなので、90mmならギリギリ街歩きにも使えるかなと。 ただ、こちらも生産終了していて、中々いい個体に出会えない。

いずれのレンズも必要かと聞かれれば多分要らない部類のレンズだ。それなのに欲しいと思ってしまうから沼なんだな。 心を落ち着かせて要らない理由を挙げてみよう。

○45mmが要らない理由
・焦点距離の近い50mmがAF2本、MF2本ある。
・DX機に28mmを付ければ換算42mmとなる。
・パンケーキは多分、ピント合わせ、絞りリングの操作がしづらい。
・単焦点なのにF値が暗い。
・最短撮影距離が0.45mであまり寄れない。
・中古良品で5万越えと結構高い。

○90mmが要らない理由
・そもそもマクロレンズの使用頻度が少ない。
・中望遠スナップは滅多にしない。
・中望遠スナップなら70-300mmでもできる。
・等倍で撮影することはほとんどない。
・60mm&105mmの純正マクロ2本を手放したばかりだ。
・DX用ではあるが、Micro Nikkor 40mmがある。

これだけ要らない理由があれば要らないハズだけど、欲しい理由は?

○45mmが欲しい理由
・Dfに似合いそうでカッコイイ。

○90mmが欲しい理由
・TAMRONの鏡胴がカッコイイ。

欲しい理由が乏しすぎる…。
とりあえず中古美品が出るのを待って、それから考えよう。

(2022/11/30)

 4台目のD70s
デジタルの世界に足を踏み入れるきっかけになったのがNikon D70sの購入。2005年5月のことだ。 はっきりとした記憶はないけど、フィルムカメラを手放してデジタルに踏み切っても大丈夫だろうという時代背景も手伝ったかもしれない。 一緒に撮影に行く友人たちはまだフィルムカメラだったが、こちらはもう買ってしまったので腹を括るしかない。 フィルムとデジタルが混在し、画質はどちらが上かという検証記事が雑誌を賑わせていた頃だ。

若い世代の人は、もしかしたらフィルムを見たことがないかもしれないし、 カメラと言えばミラーレスが主流なので一眼レフさえ知らない人も多くいるかもしれない。 そんな時代に敢えて、デジタルカメラ黎明期の機種を買い戻したのは、多様性を楽しんでみたいと思ったからだ。

買い直したD70sはヤフオクで990円。信じられない価格だ。新品購入時には15万円くらいだったのに。 でもこれは、CFカード書込時にErr表示が出てデータが書き込めず廃棄。
諦めきれずもう1台買ってみた。ヤフオクで3,680円。2回撮影した後にホットピクセルの症状が出ていることに気付き、フジヤに売却。 要るか要らないかで言えば要らないんだけど、どういうわけか欲しい気持ちが消えていかない。 古すぎるせいか中古店ではほとんど取扱いがなくヤフオク頼みだけどもっと探してみよう。
買い直し3回目はヤフオク12,144円。少し高いがフォレストカメラという山梨のカメラ屋のようなので多分大丈夫かも。 室内撮りしかしていないが今のところ問題はない。

中古で買い直したカメラはすべてグリップがベタついていた。17年前の製品なので加水分解が始まっているのだろう。 無水エタノールで丁寧に拭くとベタつきはなくなる。が、かなりスベスベになってグリップ力が落ちる。 手を滑らせて落とさないよう気を付けるしかない。

D70sの有効画素数は610万画素。スペックだけを見れば使う気にならない数字だけど、 それなりのレンズで撮影すればそんなに見劣りするものでもない。 重箱の隅をつつけば別だけど、PCモニタでWebを見る程度ならね。 それにNikon特有の「スペックに表れない何か」がある。なにより撮っていて楽しくなる。 少し前に購入したD5600のほうがよほどいい写りなんだけど、撮っていてテンションが上がるのはD70sのほうだ。

D70sが発売された当時、フラッグシップはD2Hs、中級機がD100で、D70sは初級機の扱いだった。 しかし、今のファミリー層向けの初級機とは違い、写真を趣味にしている人向けであることは、 シャッタースピード1/8000秒だったり、X接点1/500秒であることからも分かる。 しかもD100発売から3年経っている。デジタル一眼黎明期の3年は今とは違う進歩の速さがある。 Nikonの本気は初級機にも反映されているのである。

今どきのカメラと違い、ピクチャーコントロールはないし、アクティブDライティングもない。最高ISO感度だって1600だ。 それでも、フィルムカメラを経験している人間にとって、ISO感度は通常で100だし400なんて高感度、1600といえば特殊フィルムだった。 SS 1/8000秒なんてフラッグシップと同じだ。それを思えば今のカメラに比べて低スペックでもどうってことはない。

今回買い直したD70sは、今のところグリップのベタつき以外に問題はなさそうだ。 シャッターも切れてるし、ホットピクセルも認識できない。ショット数251回という使用感の少ない個体だ。 このままトラブルもなく使い続けられたらと願う。

(2022/11/28)

 断捨離 何回目?
前回の断捨離から2週間くらいで早くも次の断捨離決行。 どうやら物の数が増えてくると減らしたくなる性分のようだ。

今回のドナは、
・D750
・D70s
・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
・AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
・AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
の5品。ひとつずつ振り返ってみたい。

まずD750。
中古美品の購入だったが中古の怖い所が出てしまった。ホットピクセル問題とライブビュー撮影AF問題。 ホットピクセルは今のところ現像時に隠せるが、数が増えるかもしれないと思うと相当なストレス。 ライブビュー撮影AFはこんなに合わないの?ってくらい合わないときは合わない。 そしてフォーカスを失った後、電源OFF/ONしないとAFが無反応になる。 この二つのストレスが合わさるともう所有欲はZEROになった。

次、D70s。
これもホットピクセル問題。 これはヤフオクで格安だったので諦めはつくものの、撮影時にストレスを感じるものは不要だ。 これだっていいカメラなんだけど如何せん古い製品だからしょうがない。

次、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR。
入手前から分かっていたことだけど、やはりズームレンズは僕には向かない。 画角を変えられるということはその都度画角を決めなければならない。正直メンドーだ。 ズームがなければ撮影できない被写体は諦める。スナップ中心なので基本単焦点で十分だ。 そして開放F4というのは使っていて物足りない。 ボケ愛好家としては手を出してはいけないことに早く気付くべきだった。

最後、マイクロ2本をまとめて。
60mmも105mmもよく写る。ただ、接写を始めると似たような写真ばかりになっちゃうので長続きしない。 遠景を撮るとしても58mmや70-300mmがある今、この2本の必要性は極めて低い。105mmに関しては1年以上使っていない。

Gレンズを見直し始めた今となってはDレンズの必要性も微妙だが、 売れば叩かれ、買おうとしても程度のいいものは少ないであろう古いタイプなので、もう少し手元に置いておこう。

実用性だけを考えれば、
・AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
・AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
の2本で十分かもしれない。70-300mmも必要か。まあそこに趣味性も加わるので、このようなラインナップに膨れてしまう。 初めてDfを手にした頃のレンズはAI AF Nikkor 28mm f/2.8Dだけだったから数を減らせなくはないけれど、 所有欲を貪る僕は、粗食に耐えられなくなった贅沢な舌がさらに美味を求める姿に似ている。

この断捨離が完了すれば、
【主力単焦点】Gタイプ 4本
【望遠ズーム】1本
【オールドAF】Dタイプ 2本
【オールドMF】3本
基本は主力単焦点、必要に応じて望遠ズーム、趣味性でオールドレンズといった棲み分けはできそうだ。

今度こそ沼を脱却し、機材よりも撮影にお金をかけ、まだ行ったことのない場所でいろんな写真を撮影したい。

(2022/11/10)

 D5600がやってきた
Nikon D5600がやってきた。
第一印象は「小っさ!」。
手に取っての一言めは「軽っ!」。
Dfと同じバッテリーなので、届く前から充電完了。各種設定を弄りまわし、数枚のテストショットでニヤニヤ。 エントリー機って言われてるけど、悪くないんじゃない? いや結構いいんじゃない?

サブカメラとして軽めの一眼レフが欲しい。そう思い始めたのは今年の奈良旅行の時だ。 別にDfの調子が悪いわけじゃないけど、万一Dfにトラブルが発生したら 時間とお金をかけて遠くまで来た旅が台無しになるかなと。 GR IIIがあるとはいっても一眼レフありき。

そこでサブカメラの条件を考えてみた。まず軽いこと。 そして所有レンズが使えること。あとは最低限の撮影ができること。

軽さは正義。カメラバッグにボディがひとつ増えるわけだからできるだけ軽いほうがいい。
所有レンズが使えることも荷物を減らすため。サブカメラ専用のレンズは邪魔なだけだ。
最低限の撮影とは、絞り優先の撮影、露出補正、RAW記録あたりができればそれでいい。

D3000シリーズとD5000シリーズで検討したところ重さは僅差なので、未体験のバリアングルを装備したD5000シリーズに決定。 修理対応を考えるとできるだけ新しい機種の方が望ましいが、D5600とD5500の違いは僕が使用しない機能なので 多少でも安いD5500をターゲットにした。

D5500の中古美品を物色する日々が続く中、NikonDirectでD5600新品を発見。 ただ、ボディのみではなくキットレンズ付き。これが数日で売り切れ。
その後、Wズームキットも販売されていたがこれも数日で売り切れ。
新品は諦めていたある日、またもやWズームキットが販売されている。これを逃したら次にいつ出会えるか分からない。 もう迷うことはない。ポチッ。セットのズームレンズ2本は新品のままフジヤカメラに売却しよう。
・Wズームキット購入 \89,800
・18-55mmフジヤ買取 \3,850
・70-300mmフジヤ買取 \15,400
・D5600ボディのみ実質 \70,550
執筆現在で、中古D5600はMap・フジヤともに在庫なし、キタムラでABランク\60,200で販売されているので妥当なところか。
 
しかしホントに軽い。重量級のSIGMA Art 28mmと引き換えに手に入れた軽量のAF-S 20/1.8Gが重く感じるほど重量バランスが崩れている。 ボディが軽くてもレンズが重く感じると手首の疲労が心配になる。ここはボディに見合う軽いレンズが必要か。 はたまたバッテリーグリップが必要か。いや、落ち着け。一度スナップに出かけてみてから考えることにしよう。

まだ室内撮りしかしていないが、エントリー機とは思えない程よく写る。 写真の仕上がりだけを見れば、DfやD750と遜色ないのではとも思える。 もちろんその操作感だったり所有欲の満たされ方も含めて「趣味の撮影」なので、D5600がメインカメラになることはないと思うけど、 齢を重ねていけば「D750なんて重たくてイヤ」ってなるかもしれないから「D5600がいい」という日が来るかもしれない。 もう新品は手に入らないだろうし大切に使っていこう。

まあ、僕のスタイル、つまり、あまりスケジュールを立てずに気の向くままに散策しながら気になったものを撮影するスナップにおいては、 エントリー機に位置付けられるD5600ですらオーバースペックだ。不要な機能がたくさんある。 スマホへの写真転送、液晶タッチパネル、シーンモード、動画撮影など挙げればきりがない。 昔、Nikon F3HPを使っていた頃とやっていることはほとんど同じなので、あれにAFが使えればそれで十分だ。

Dfから3年後に登場したD5600。いろいろと進化している機能もあるだろう。 おそらく使わないであろうライブビュー撮影なんかもそのひとつだろう。ファインダーを覗いてこそ一眼レフだ。 モニタを見ながら撮影するならGR IIIで十分だ。

カメラをおでこにつけて撮影していると、骨伝導のように脳に伝わってくるシャッター音が堪らない。 そんな楽しさをライブビューは奪っているのである。
ミラーレスでカメラを始めた若い人からしたら「何言ってんの?」って感じなんだろうな。

Df、D750に続く我が家の第3番手、D5600。
入手してこんなにワクワクするとは思っていなかった。
20mm単焦点を付けて早くスナップに出かけたい。

(2022/10/28)

 D70sがやってきた
思うところがあり、2005年に発売されたNikon D70sをヤフオクで落札した。 ごく簡単なテスト撮影はOKだったけど、触る気になれない程グリップがベタついていた。 ネットで調べると無水エタノールで拭くと削げ落ちるらしい。 試したところ、削げ落ちるという程でもなく、ベタつきだけが落ちてくれた。 細かい部分は残ってるけど、布でうまく拭けない部分は諦める。

仕上げにたまたまあったクレポリメイトで艶出し。 見た目は黒々と綺麗になったけどかなり滑りやすくなってしまった。これは失敗。

ともあれ、この清掃作業によりD70sが何とかひろぼうの機材に仲間入りした。 4台目のデジタル一眼レフだ。

以前所有していたとはいえ17年も前なので、どんなカメラだったかほとんど覚えていなくて操作感に新鮮さを感じる。 仕上がりとしては、当時の写真を当サイトに掲載しているが、画面上なら現在でも通用すると思える画質だ。

スペックだけを見れば、同じDX機のD300に敵う部分はほとんどない。 優れている点はバッテリー満充電時の撮影可能枚数が多いのとボディが軽いだけだ。 あとこれは優劣ではないがセンサーがCCDであることが相違点。 人によっては色乗りがよくてCMOSセンサーより好きという声もある。

初めて手にしたデジタル一眼レフをもう一度使ってみたいという郷愁感と 失敗してもいいかと思える価格から我が家に迎え入れたD70s。 NikonのフィルムAF機はほとんど使用歴がないため、ほぼ初めてのNikonのAF機と言ってもいい。

多分、被写体により出動を選択されることはなく、このカメラが使いたいという時にしか使わない、 そんな位置づけになると思うけど、古いカメラだから時間が経てば経つほど入手しづらくなるので、 いい決断だったと思う。銀塩カメラと違ってもはや電化製品だからね。

あとは軽めのサブカメラがあるといいな。Df持出時の念のためのやつが。 候補はD5500かD5600。中古でいいのがあれば。
昨日ニコンダイレクトで79,800円で売ってたD5600 18-55 VR レンズキット。 今後の使用頻度を考えるとそんなに安いものでもないし、キットレンズは要らないし、 と迷ってるうちに本日販売終了。少ししかなかったのね。

(2022/9/29)

 空
まだ十代の頃、秋が来ると訳もなく切なくなっていた。
休み時間に窓の外を眺め、想いに耽っていた。
思春期の不安定さと聴いていた音楽のせいかもしれない。

年齢を積み重ね、色んな事を経験する中で、
いつの間にかそんなこともなくなっている。
ただ、暑過ぎた夏が遠ざかったことへの安堵感があるだけだ。

それでも季節の移ろいを感じたくて、カメラを片手に歩く。
自分がイメージする秋を写し撮るために。

空を見上げる。
あの頃に見た空と同じ青さなんだろうか。ふと考える。
どこまで歩いても、あの頃見ていた空の色を思い出せない。

夏の香りを残した白い雲がゆっくりと流れている。
穏やかに時が流れてゆく。
目を閉じて風の音に耳を澄ます。

気の向くまま、また歩き出す。
考えず、感じるままシャッターを押す。
僕が見た景色は、今ここにある。

(2022/9/27)

 D70sがやってくる
デジタルの世界に足を踏み入れるきっかけになったのが、Nikon D70sの購入。2005年5月のことだ。 はっきりとした記憶はないけど、フィルムカメラを手放してデジタルに踏み切っても大丈夫だろうという時代背景も手伝ったかもしれない。 一緒に撮影に行く友人たちはまだフィルムカメラだったが、こちらはもう買ってしまったので腹を括るしかない。 フィルムとデジタルが混在し、画質はどちらが上かという検証記事が雑誌を賑わせていた頃だ。

若い世代の人は、もしかしたらフィルムを見たことがないかもしれないし、 カメラと言えばミラーレスが主流なので一眼レフさえ知らない人も多くいるかもしれない。 そんな時代に敢えてD70sをヤフオクで落札した。 デジタルカメラ黎明期の機種を買い戻したのは、多様性を楽しんでみたいと思ったからだ。

D70sの有効画素数は610万画素。 スペックだけを見れば使う気にならない数字だけど、それなりのレンズで撮影すればそんなに見劣りするものでもない。 重箱の隅をつつけば別だけど、PCモニタでWebを見る程度ならね。

僕のWebにはD70s、D200、Df、D750で撮影した写真を掲載しているけど、 D750は滅茶苦茶綺麗な写真で、D70sは画質が悪い、なんてことはまったくない。 さすがにD70sとキットレンズの組み合わせでは、絞っても遠景の解像感が少なかったりはするけど、 それですら味ということで納得できる範囲だ。D70s+70-200mm/2.8Gなんてなかなかのものだ。

そうは言っても使って楽しいのは断トツでDfだ。 月に2〜3回撮影できれば上出来な暮らしぶりで、 D70sをいつ持ち出せるのか分からないけど暑さもだいぶ和らいできたので、 冬が来る前にD70sを片手にできるだけ歩き回ろう。

(2022/9/26)

 旅のお供はどのレンズ?
3年ぶりの奈良旅行を目前に、旅のお供にはどのレンズがふさわしいか迷っている。
結論。今回はAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G。そしてサブにRICOH GR IIIを。

いろいろ迷ってSIGMA 28mmに決まりかけてたんだけど、奈良という土地柄や周る場所を考えると、 あまりカリカリしていないレンズの方がいいような気がしている。それに28mmでは広すぎる場面も多々あるのではとも。

そして重量問題。SIGMA 865gに対し、58mmとGR IIIを合わせても642g。その差はDレンズ1本分の重さに匹敵する。

58mmもSIGAM 28mmも、最近やけに使いたいレンズなんだけど、自由度、重量を考慮するとやはり58mm+GRになる。 今まで28mmで撮っていたような所でも果敢に58mmで撮影し、 どうしても28mmじゃなきゃって場面があればGRに頼ろう。

あれ? 旅行用にと購入した24-120mmはどーした??
思っていたほど写りは悪くないけど、最終的に信用しきれない部分がある。 気持ちの持ちようひとつだと思うんだけど。
某有名YouTuberもベタ褒めしてたし、世間の評判だって悪くない。 そりゃ重箱の隅をつつくような人だっているわけだから、万人が納得できるわけじゃないんだろうけど。

僕の場合は多分、ズームリングを動かして画角を決める行為が苦手なので ズームレンズは向いていないんだと思う。(なぜ買った?)

せっかく旅に出るなら気持ちよくレリーズしたい。被写体よりも使いたい気持ちを優先し今回の結論に至った。 金峯山寺や脳天大神を58mmで切り取る。感謝と尊敬の念を込めてシャッターを押したい。

(2022/9/7)

 D750のホットピクセル問題
D750で室内撮影をした写真に赤い点が付いているのを発見した。複数の写真の同じ場所に。 どうやら『ホットピクセル』といい、高感度撮影などでセンサーの温度が上がり画素が破壊された状態らしい。

ひとまずニコンでの修理手配をした。それまで少し日があるので考えられる条件で撮影してみたが再現しなかった。

1回目の撮影は布佐散策でこのときは正常だった。 2回目が室内撮影でホットピクセル発覚。 3回目は武蔵丘陵森林公園でこのときも正常。 高感度撮影だと再現できるかとISO12800、f16で撮影しても再現せず。

最近のカメラにはピクセルマッピングという機能があり、ホットピクセルをやわらげることができるらしいが、ここが古いカメラの泣き所。

後日、ネットで有益な情報を見つけた。NX-STDIOのRAW現像の際、『アストロノイズリダクション』のチェックを入れると 赤い点を消してくれるというもの。理屈は分からないが、確かに赤い点がなくなった。その周りの画像も特に違和感はない。

これなら修理に出さなくてもいいかと少し思ったけど、大量画像の処理時は手間がかかるし、憂いはないほうがいいので、 素直にニコンに預けてみようと思う。
(2022/9/4)

Nikonピックアップサービスにて、修理依頼。
修理に1ヶ月以上かかる場合もあるらしいが、いい状態で戻ってきてくれる日が待ち遠しい。
(2022/9/6)

Nikonから再現せずの連絡を受け、未修理での返却を依頼。
手許に戻ってから自分でもいろいろ試したものの、Nikonの言うとおり再現しなかった。 実際にホットピクセルの写った写真があるのだから夢ではないし、再現しないならしないほうがいいんだけど、 何か気持ちがスッキリしないな。
(2022/9/21)

 D750のファインダー問題 2
日常生活は眼鏡をかけずに過ごしているが、運転免許証更新には必須。最近では寝転がってTVを観るときにもかけている。 この程度の視力だと遠くのものはハッキリ見えない。今の視力は多分、裸眼で0.3くらい。

この視力だと、一眼レフのファインダーをそのまま覗いてもピントが合ってるかどうか分からないので接眼補助レンズが必要になる。 もちろん、主力のNikon Dfにも丸窓用の純正DK-17Cを装着している。丸窓なので接眼目当ては使ったことがない。 DK-17C自体がゴムで囲われているのでそれほど不便を感じなかったからだ。

今回、Nikon D750を入手し、D300と同様、何も考えずに簡易丸窓(NEPS1+DK-17C)を装着したところ、 カメラバッグの中で外れやすいことが判明した。肩からぶら下げて歩いていても衣服とこすれて外れやすいだろう。

正規の接眼補助レンズは角型DK-20Cで、ゴムで囲まれた接眼目当てDK-21とは併用できないとの公式アナウンスがある。 丸窓化できないのならあのゴムの目当ては欲しいところだ。

さてこの問題、どう解決すべきか。
1 NEPS1+DK17Cを外れにくくする方法を模索する。
2 DK-20CとDK-21を併用できる方法を模索する。
3 メーカー指示のとおり、DK-20Cのみを装着する。
4 いっそ丸窓カメラに移行する。

1が実現できればそれに越したことはないが、ネットで調べる限り、いろいろな人がこの問題に四苦八苦している。 そもそもNEPS1の用途はレインカバーを付けるためのものだし。

2もまた然り。メーカーが併用できないと言っているものを併用するためには、加工できる知恵と器用さが必要か。

3がいちばん簡単だしすぐに実現できることは分かってる。 でもね、目当てが付けられないということは、カメラに顔を押しつけられないから三点止めができないってことになる。 それに、なんかカッコ悪い。

4はかなり無茶な思考だな。丸窓カメラと言えば、現行機種ではD6とD850しかない。 D6は価格・重量から論外。D850はがんばれば払えるけれど、重量が1kg越えであること、有効画素数が4575万画素であることがネック。 あまり重いと持ち出すのが億劫になりかねないし、大きすぎるファイルサイズはPC環境を圧迫する。外観だけならD850はすごくカッコいいんだけどね。

こうなってくると、モニタを見ながら撮影する軽量なミラーレス機が流行るのも頷ける。 それでもしっかりとファインダーを覗いて写真を撮りたい。 世の中の、ひろぼうくらいの視力の人たちは、このファインダー問題にどう対応しているのだろうか。

そもそも、Nikonの一眼レフにはなぜ丸窓と角型があるのだろうか。 すべて丸窓にすれば同じ部品を使い回せるし、「Nikonと言えば丸窓」って言ってほしいものだ。

(2022/8/18)

 D750のファインダー問題
D750に接眼補助レンズDK-20Cを装着すると、ゴムが付いている接眼目当てDK-21が併用できないと、メーカーサイトに記載がある。

接眼目当てのゴムって、横からの光を遮ってファインダーを見やすくしたり、おでこを押しつけて三点止めしやすくしたりするものだよね?
なのに接眼補助レンズを付けると接眼目当てが併用できないってどーゆーこと?? 視力の良くない人はどーでもいいの??

D200、D300も丸窓化していたが、今回D750をNEPS1で丸窓化してD2X用接眼補助レンズを付けて外で撮影してみたが、 これが外れやすくて使いものにならないことに気付いた。カメラバッグに収納し、次に取り出したときにはNEPS1がバッグの中に落ちている。

視力の良くない人は、眼鏡・コンタクトをしろってことなのかな、ニコンさん。ちょっと酷いよねぇ。

ネットで調べてみると、やはり同じように思う人が結構いて、いろいろ試しているようだけど、これという解決策が見当たらない。 DK-20Cのサイドをヤスリで削ってDK-21を嵌め込んだ人もいるようだ。ひろぼうは不器用なのでやめておいたほうが無難だろう。

NEPS1に丸型接眼補助レンズを付けて、カメラとNEPS1を小さく切った養生テープで留めてみた。次回、これで散歩してみようと思う。 それでも不具合があったら、すでに買ってある角型接眼補助レンズDK-20C(-4)を付けてみよう。
本当はDK-20C(-4)と純正目当てDK-21が併用できたらいちばんいいんだけどな。

視力の良くない人にとってこんな大問題を抱えてるのに、さほど問題になっていなかったのは、世の中眼鏡 or コンタクトが多いのか。 そもそもカメラ単体で-5まで視度調節を可能にしてほしいものだ。

(2022/8/17)

 束の間のD70s
ヤフオクで格安990円のデジタル一眼を落札した。
Nikon D70s。動作未確認商品。
2005年5月頃、初めて買った思い出のデジタル一眼レフだ。
D200購入時に何の迷いもなく手放したけれど、610万画素とはいえWebサイズで見ている分にはさほど見劣りはしない。 そしてD200とこのD70sだけが、僕が使った、一般には色が濃いと言われるCCDセンサー機である。

今はDfを頂点に、D750、D300がいてGRIIIもいる。それぞれ名機と言われるカメラたちだ。 それでもなぜか古いカメラを使いたいと思い始め、どうせなら以前所有していたD70sに白羽の矢が立ったわけだ。

話は戻り、落札したD70sが届いた。2005年製にしては外観はきれいだ。ちょっと期待。空シャッターを切ってみる。 高級感はないが軽快でいい音だ。ひとまず50mm/1.4Dを付けてみる。シャッター半押しをするとピピッと音が鳴る。 おおぉ、ピントが合った! ん? ファインダーに「Err」が表示されている。ああ、CFカードを挿してないからか。 D300で使ってたCFカードを挿しフォーマットを…あれ? 液晶モニタが点かない!

簡単に言うと、
・シャッターは切れるけど「Err」が表示される。
・液晶モニタが点かない。
メーカー修理も対象機器から外れてるので無理。これが古いカメラのつらいところだな。
そういうわけで、翌日には処分品と相成った。

動作未確認と分かっていたので、もし使えたらラッキーくらいの気持ちでいたけど、故障品と分かるとやっぱりちょっとガッカリ。
格安のD70sを見つけたらまたチャレンジしてみよう。

(2022/8/17)

 D750の落とし穴
ひろぼうは視力が悪い。でも汗かきだから撮影時は眼鏡をかけたくない。コンタクトレンズは怖くて装着できない。 というわけで今までのカメラすべてに視度を補正する接眼補助レンズを使ってきた。

D750を手に入れてから、純正の接眼補助レンズだと接眼目当て(あのゴムのやつ)が併用できないことを知った。 じゃあ、いつものアレ、そう、丸窓化。これでDfと同じ接眼補助レンズを付ければバッチリだ。 そう思っていた。

丸窓化するためのアダプターNEPS1が外れやすい。いや、外れやすいというよりしょっちゅう外れる。 カメラバッグから取り出そうとするたびにバッグの中で外れている。 出先で失くしたらファインダーがちゃんと見えないから、外れないように気を配る。 いやいや、これじゃ撮影に集中できないよ。

さて、どうしようか。

アクセサリーシューカバーが少しだけ手前に出っ張っていたら、NEPS1は外れないのになぁ。 シューに取り付けるもので出っ張っているものを探してみたけど、ない。 そりゃそうだ。シューから何かが出っ張っていたら目に突き刺さる。

ネットで調べてみる。
把捉バンドで少々キツくして外れにくくしている人がいた。
裏側の隙間に切り出したプラ板を差し込んでいる人もいた。
これは器用な人たちの対応策だな。

是非に及ばず。テープで留めよう。 不器用なひろぼうは、失敗した場合の被害がいちばん少ない方法を選択するべきだ。 養生テープを小さく切って貼ってみよう。
次は24-120mmのテスト撮影なのに、こっちも気にしなくちゃいけなくなるとは…。

最悪の場合、接眼補助レンズは諦めて接眼目当てのみ、いわゆる買ったままの状態も考えないといけないけど、 ファインダーのガラスが剥き出しってどうなのよ、ニコンさん?  指で触っちゃったり、傷がつくのを防止する意味でも、せめて接眼目当てにダミーのプラくらい付けるべきでは?
・接眼目当てにはファインダー保護のための透明プラを付ける
・接眼目当てに接眼補助レンズをセットできるようにする
決して安い品物ではないんだから、そのくらいしてくれてもいいと思うけどな。
いいカメラなだけに残念だ。

(2022/8/10)

 本当の沼脱却
標準ズームを入手したことでシステムが完成したと思えるので、今度こそ沼から脱却したんじゃないかな。

■Nikon Df
 ・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
 ・AI AF Nikkor 50mm f/1.4D
 ・AI AF Nikkor 85mm f/1.8D
 ・AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
 ・AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G
 ・NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 Ai改
 ・Carl Zeiss PLANAR T* 1.4/50 ZF.2
 ・Voigtlander COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs

 もちろん写真は撮りたいんだけど、プラスDfを使いたい、単焦点でマニアックに不便に撮りたいなんて時に持ち出すセットかな。 いや、ほとんどの場合がこれだな、きっと。

Nikon D750
 ・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
 ・AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
 ・AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
 ・AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
 ・SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art

 どんな場所か分からないけど絶対に撮りたい、なんて最近あまりないけど、そんな時のズームレンズ+D750。 あと、Dfではグリップが浅くて使いづらいマイクロや重たいSIGMAが必要な場合なんかにも。 長期旅行や花・機材の撮影とかかな。でも、長期旅行こそDfを持っていきたいけどね。

■Nikon D300
 3次元的ハイファイを1.5倍の87mmで使いたくなったり望遠ズームの300mm越えが必要なときに使うかも。 あとは2007年製の味とか。D750の登場でほとんど出番がなくなるかも。

■Df後継機
Nikon Zマウントに関して、使ってみたいレンズがあるけどカメラが不細工に見えてしまい、なかなか手が出ない、というより多分、手は出さない。 Z fcとZ30は見た目は悪くないけど、DX機だからいずれFX機が欲しくなるのでここは我慢。
我がDfの後継機種がまことしやかに噂されていて、フルサイズミラーレスの「Zf」として出るんじゃないか、とか、どうなんだろう。
仮にZfが発売されたとして、大切なのは外観と価格。今どきのカメラは、ましてNikonが世に送り出すカメラなら機能的には何の問題もないはず。 だから所有欲を満たすだけの外観なのか、そして購入できる現実的な価格なのか、という二点が重要になってくる。

どんな外観なら購入するだろうか。
・Dfとそっくり
 迷わずポチる。
・Z fcとそっくり
 なんかビミョーな感じなので1ヶ月は迷う。
・F3HPにそっくり
 迷わずポチる。
・F/F2系、FM/FE系
 これもしばらく迷いそう。

F6とかF100などのデジタル一眼レフそっくりで中身はZミラーレスとかあっても面白そうなんだけどなあ。シャッター音もそっくりにしてさ。

まあ、なんにせよ当面欲しいものはなくなったので、沼から「脱却」できたと言っていいんじゃないかな。

(2022/8/5)

 沼からの脱却
D750が手元に届いてから一夜明け、かなりニコニコなひろぼう。 D750を手にすることができ、Df、D750(FX機)、D300(DX機)と揃ったのでもう十分だろう。 これでカメラ沼・レンズ沼から脱却できたんじゃないかと思う。多分。

ひろぼうがどうしても欲しいものはデジタル一眼レフのDf後継機なんだけど、 おそらく開発されないだろうし、あるとしてもミラーレスなんだろうな。 今のところ、ミラーレスは見た目が好きになれないから買う気はないし、 デジタル一眼レフの新機種の発売も望めないのでカメラ沼は抜け出せたんじゃないかな。 Nikon以外に心を奪われなければ。

レンズに関しては、旅行の時に便利そうな標準ズームを1本、と思ってたんだけど、 次の二つの理由から手が出せないでいる。

一つ目の理由は、ファインダーが暗く見えること。 単焦点ばかり使ってきたから、AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VRを初めて使ったとき、 ファインダーの暗さに目を疑った。写真の仕上がりは綺麗なんだけど撮影中のテンションが上がらない。 仮に大三元標準ズームを使ったとしてもF2.8という、所有する単焦点レンズでいちばん暗いF値と同じになってしまう。

二つ目の理由は、ズーム操作の難しさ。 自分が前後に動けない場所なら迷わずズームリングを回して画角を決められるんだけど、 そうでない場合は自分が前に動くのか、レンズでズームするのか、 背景の見え方を考えているとレリーズするまでとんでもなく時間がかかる。

こうなるともはや欲しいレンズじゃないな。 大三元ですら満足できないとすれば手を出すまい、標準ズーム。

あとは気になるGタイプの単焦点レンズ。
・AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED(のちに購入→売却)
・AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G(のちに購入→売却)
・AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED
・AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G

「f/1.4」シリーズは重くて高価なので無理。軽くてお手頃な「f/1.8」シリーズが適当だろう。 Dfだけを使っていた時は、Gタイプレンズの金文字を代表とする新しめの外観がDfには似合わないという理由だけで避けてきた。 でも気にはなってたんだ。だって28mmなんかはDタイプだとf/2.8しかないからね。(だからSIGMA Artを買っちゃったんだけど。)

DfはDタイプレンズで28mm、50mm、85mmがあるのに D750でもGタイプレンズで同じような焦点距離のレンズを揃えるのも無駄だよなぁ。 そもそもDfとD750の用途を分けてるんだし。

こうなると、欲しいレンズも特にないってことかな。 スナップは当面Df+58mmで行くことにしてるし、D750は望遠・マイクロ・SIGMAの新し目レンズの使用時に出動。 うん、大丈夫だ。沼から脱却できてるぞ。 あとはD300をD500に買い替えるとかアホなことを考えなければ…。

(2022/7/26)

 D750 or D500 or D300
My New Gearを求めてもう何周してるだろうか。
そして現在の着地点は次の二択。
・D750(中古美品があれば)
・D300のまま行く

最終選考でD750とD500で迷いネットの書込みをいろいろと見ていると、どうやら画質的にはフルサイズのD750に軍配があがるらしい。 ただ、その差が明らかに違うのか、等倍でようやく分かる程度の差なのか分からないままだ。

D500の魅力は何といってもフラッグシップであるということ。 その機能だったり、丸窓や四つ葉ボタンを代表とする所有欲を満たす外観だったり。 APS-Cのため、広角レンズに不自由するマイナス面とどう折り合いをつけるかという一点が問題だ。

一方、D750の魅力はフルサイズであること。写真の仕上がりだけを考えれば多分こちらを選ぶのが正解なんだと思う。 それに広角レンズをその焦点距離のまま使用できることは、スナップ撮影においてはアドバンテージだ。 さらには発売開始がD500より古い分、中古価格も安くなっている。

やはり写真を撮ることが目的なので、使用感や所有欲を抑えて画質がよさそうなD750に決めた。
中古カメラを買うならマップカメラの美品と決めていて、しばらく前から毎日チェックしてるんだけど、古い製品のためか中々美品は現れない。
そんな日々が続くと少しずつ冷静になり、また迷いが生じてくる。
「Dfがあるのに、しかも新品の予備機まであるのに、使うか?」
現在のサブ機D300は入手してから約1年半の間、持ち出したのはたったの2回。それも実験的な撮影。 一方、Dfの持ち出し回数は26回。ホントにサブ機が必要かなと思える数字だ。
重さの問題から一眼を2台同時に持ち出すことはなく、現実的にサブ機の役割を果たしているのはGR III。
D300がD750に代わったからといって持出回数が増えるのか甚だ疑問が残る。 そうなるとD300に代わるサブ機は必要ないという結論になる。なるはずなんだけど、それなら所有欲を満たすD500を…。堂々巡りだ。
悩ましいのは、D750は良品しかないけどD500は美品が売られていること。中古品ということを考えるとかなり勇気がいる価格だけど。

今日のところは「当面、サブ機はD300でいく」という結論にしよう。

(2022/7/19)

 デジタル一眼の開発停止?
2022年7月12日「ニコン、一眼レフカメラの開発を停止 ミラーレスに注力」というニュースが流れた。
これに対しニコンは、
「本日、一部報道機関より、当社が一眼レフカメラ開発から撤退という報道がなされましたが、 憶測によるもので、当社が発表したものではありません。
デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、 ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います。」
との見解を示した。

デジ一の生産・販売・サポートを継続するのは分かったけど、開発については言及してないね。 もう完成形なので開発しないのか、ミラーレスに注力するために一時停止するのか。

一眼レフのDf後継機を待ち望んでいるのはひろぼうだけじゃないはず。 Df使いのほとんどは一眼レフが好きだと思うんだ。 いくら外観がFM2やF3に似ていてもミラーレスじゃダメなんだ。 それはきっとニコンだって分かっているはず。 ただ、Dfのデジタル一眼後継機ってニッチなカメラで、 ある程度は売れてもヒット商品になるかどうかは微妙なんだろうな。

ミラーレスでなくデジタル一眼が好きな理由を考えてみた。
・ボディとマウント口径のバランス
・シャッター音
・光学ファインダー

一つ目のボディとマウント口径のバランス。
これは外観の問題なんだけど、一眼レフのマウント口径の大きさがボディサイズに合っていて格好よく見えるのに対し、 ミラーレスの場合は大口を開けているかのようにマウントが大きすぎるように僕には見える。 それによる利点は分かっているつもりだけど、やっぱり一眼がいい。

二つ目のシャッター音。
レリーズするとミラーがアップしシャッター幕が動きミラーが戻る、 この一連の動作時に聞こえるのがシャッター音と認識している。ミラーレスのそれは何か物足りない。 写真に影響のない部分ではあるけれど、撮影中のテンションはまるで違ってくるので、 少なからず写真の出来も左右される気がしている。

三つ目の光学ファインダー。
撮影前から設定値により仕上がりが見られるEVFより、 例え結果が見えていなくても光学ファインダーを覗いて写真を撮りたい。 ましてライブビュー撮影など、写真撮影の醍醐味を放棄しているような気さえする。 昔、安いコンデジで背面モニタを見ながら写真を撮った経験がそう思わせるのだろうか。 高いカメラを使って写真を撮るなら光学ファインダーがいい。

ただ、時代は間違いなくミラーレスが主流なので、デジタル一眼レフの新製品なんてまず出ないだろう。 現行機種のD6、D850、D780はいずれも一眼レフの最終形と言われるほど完成度が高いらしいので後継機種の発売は望み薄だろう。 唯一のDXであるD7500は予測が難しい。Nikonがデジ一DXを残すのか切り捨てるのか。 D500が生産終了となった段階でDXは風前の灯火ではないだろうか。

そんな中でDfの後継機など期待できるとも思えない。 Zシリーズが大ヒットしてちょっと花火でも打ち上げるか、みたいなことにでもならない限り。

(2022/7/13)

 来るのか、D7500?
いつから始まったんだろう。
サブ機の一眼レフを探し始めてからだいぶ経つ。
今気になっているのは、Nikon D7500。

現在DfとD300の2台体制だが、D300の写りがDfに比べて物足りない。 晴天下に単焦点レンズで撮影すればそれほど気にはならないが、室内撮りではDfとの差が明白に出る。 このストレスを解消すべく候補にしたのがD7500だ。

別にDX機にこだわっているわけではない。 今まで候補に挙がったのは、D850、D810、D780、D750、D500、D7500、D5600と多岐にわたる。 D850、D810はその重量・価格とPCを圧迫するファイルサイズで却下。 D750はややスペックに古さを感じるし、ライブビューがあまり使えないらしい。 D500は新品なら欲しいところだけど、もはや旧製品。高速連続撮影が売りの機種なだけに中古品には不安が残る。 D5600はバリアングルモニタで魅力はあるが、エントリー機の物足りなさを感じる。 D780とD7500が最終候補に残ったがD780は価格的に無理。ということでDX機ではあるけれど現行機種のD7500に白羽の矢が立った。

広角レンズを使いたいときはDfを選択すればいいので、DX機でも問題ない。おそらく室内撮りと 今後は望遠やマイクロレンズ使用時に使うことになるだろう。 Dfとの棲み分けがしやすいので却ってDX機のほうがいいのかもしれない。

ニコンダイレクトのアウトレットで、レンズキットではあるけれどD5600の新品が売られている。 バリアングルモニタを装備している機種はこれだけなのでかなり迷ったが、ネットの評判を見ているとやはりD7500とはモノが違うようだ。 まあ横位置だけで撮るならチルトのほうが使いやすそうだが、可動モニタ未経験なのでまずはD7500でいってみようと決意。

MapCameraのサイトで、バッテリー、液晶保護ガラス、SDカードをカートに入れたところで、 D7500が「お取り寄せ」となっていることに気付く。半導体不足のあおりか。 ようやく決心を固めたところなのに水を差された気分だ。じゃあ他で。 でもフジヤカメラもお取り寄せ。キタムラは納期約1ヶ月。カメラ売り買い屋も入荷待ち。安定のビックは在庫あり。 でもポイントが付く分高いんだよね。ポイント分を最初から安くして欲しいもんだわ。Mapとの価格差、12,650円。 永年かかっていたビックの魔法が解けたので、ビックでしか買えないもの以外は買わない。 1万円の商品を買うと千円分のポイントが付くといいますが、他店では9千円で買えますから。

話が逸れたが、D7500ボディが\113,850、その他、バッテリー、液晶保護、SDカードで\126,700。D780の半額で済む。 D7500が早く欲しくて仕方なくなってきたことに自分でも驚いている。

画像処理エンジンがEXPEED 5、常用感度がISO 51200、D500と同じCMOSセンサー、チルトモニタ搭載、防塵防滴ボディ、SSは1/8000秒等、 考えたらワクワクせずにはいられない。このカメラの不満点はファインダーが丸窓ではないことと、モード選択が三つ葉ボタンではないこと、 つまり外観だけだ。ああ、我慢できなくなってきた…。

MapCameraに入荷したら買おう。すぐ買おう。

(2022/7/6)

 憧れのレンズ
AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G、ついに入手。
新品はさすがに高価で無理だったけど、MapCameraで中古美品を\111,800でGet。
ずっと狙っていた美品が、決心がついた時にはSold Outになっていたので、 次に美品が出たら即買おうと思っていた矢先だった。

ひろぼうといえば58mm。そんなレンズにしていきたいという想いで高価なレンズに手を出した。 振り返ると、ひろぼうの代表レンズはやはりAI AF Nikkor 28mm f/2.8Dだ。長い間メインにしてきたし、 パースのつき過ぎない広角感も好きだ。主題に目一杯寄って背景をボカすのも好きだ。 しかし、この一年くらいは標準レンズで撮る離れすぎない距離感が好きになってきていて、 見た目に近い画角でお気に入りの写真が撮りたいと思うようになってきた。

一眼レフ用レンズはもう新作が出ることもなさそうだし、年齢的にももうあれこれ買うこともないだろう。 最後のMy New Gearとして、少し高価なものを買って一生モノにしよう、そしてレンズ沼から脱却しよう、 と一念発起し手にしたレンズだ。

AF-S NIKKOR 58mm f/1.4GはNikon初の「三次元的ハイファイ」レンズだ。三次元的ハイファイとは 「三次元の被写体を、写真という二次元のフィールドに、より自然な三次元の像として再現する」という、 ニコンが理想とする設計思想のことのようだ。 単にピントが合っている部分の解像力やコントラストを引き上げるのではなく、ピントが合っているところから、 ボケかけたところ、完全にボケたところまでの連続性を重視し、立体感の向上を図るというもの。

一時は流行りのカリカリパキパキ写真に気が行きそうになったが、SIGMA ArtレンズやCarl Zeiss PLANARでの 絞った写真を見て、悪くはないけど被写体を選ぶレンズ、少なくとも片田舎のスナップにはキレが良すぎるレンズ、 という印象を受け、迷った挙句、このレンズに辿り着いた。
開放では柔らかく、絞ればシャープに写るというこのレンズで、今更ながら勉強していきたい。

(2022/6/6)

 断捨離決行 part3
今回はフジヤカメラから梱包キットを送付してもらい、返送する形での買取り。 Voigtlander COLOR-SKOPAR 28mm F2.8を購入するための資金策である。

・AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED(\1,150)
 評価理由:クモリ
・Ai AF Nikkor 35mm f/2D(\13,800)
 評価理由:ABランク
・Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D(\6,900)
 評価理由:AF駆動音大、レンズガタ、少クモリ
・D200(\1,150)
 評価理由:バッテリー社外品、充電器無、背面モードダイヤル滑る

ひとつずつ思い出に浸ってみよう。
まず、AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm。近所の法林寺・廣幡八幡宮、京成バラ園の2回のみ使用。 D70sと一緒に使用していたことから再度購入してみたものの、また使いたいと思えるほどのものではなかった。ヤフオク\6,200で購入。

次、Ai AF Nikkor 35mm f/2D。多分、F100を使っていた頃に購入したと思う。当時の価格でおそらく4万円程度。 使用頻度は低かったものの、油染みによるUCS清掃で+1万円。DX機の標準レンズとして手元に残しておいたが、 実験的な意図でもない限り、Dfを家に残して出かけることもないので見切りをつけた。よく写るレンズだったと思う。

次、Ai AF Nikkor 20mm f/2.8D。これは大失敗。4ヶ月程度ウチにいたが持ち出し回数ゼロ。 DX機の広角レンズとして購入したが、上でも書いたとおり、DX機に換算30mmをつけて散歩することはないことに気付くべきだった。 IROHAS SHOP \37,800で購入。フジヤの査定でAF駆動音大、レンズガタ、少クモリと書かれたが、IROHASでは何も触れられていなかった。

最後にD200。北国分に居た頃、近所のキタムラで発売と同時に購入。以降、2013年にDfを手にするまでのエース。 Dfの姿を初めて見るまでは他のカメラに目移りしなかったので、やっぱりいいカメラだと思う。 CCDセンサー機の写りが好きと言う人がいるけど、特に拘りはない。ピクコンが使えるD300のほうが便利、くらいの感じ。 17年前の発売だから順当な買取額か。シャッター回数は1万回以下だけど、故障もなく現役を卒業してくれた。 このカメラとともにいろんな場所に行った。思い出深いカメラであることは間違いない。ありがとう、D200。

さて、これらの機材が旅立っていき、この度、新たに迎え入れるMy New Gear。 それはVoigtlander COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs。 ZeissのPLANARへの憧れが強すぎて、PLANAR購入と引き換えにそれまで所有していたVoigtlanderのNOKTON 58mmとULTRON 40mmを手放してしまったけど、 メーカーサイトでは「周辺までシャープな画質の広角レンズ」と謳っており、そもそもあの外観が大好きなので今回の下取り交換の対象とした。 (断捨離してるつもりなのに、また1本増やしてしまった…。)
今後の断捨離について。
もはやこれ以上は売却できないんじゃないか、と思うくらい整理したはずなのに、防湿庫には11本のレンズがある。

○Dタイプレンズ
Dタイプのレンズが手放せない。Dfを使う以上、これらは失くせない。写りが多少悪くても関係ない。万一、Zシステムを導入した場合、FTZで装着できてもAFが効かないという、完全にDf専用レンズとして所有しているようなものだ。

○50mmの競合
50mmはDタイプの他に、GタイプのSpecial Editionがある。さらにNIKKOR-S AutoとZeiss PLANARがある。これらはどれも手放せない。どれもDfに着させるドレスとしては美しいからだ。しょうがない。

○28mmの競合
Dタイプ、SIGMA Art、そして今回のCOLOR-SKOPARの3本。ついでに言えば、GR IIIも28mmだ。DとCOLOR-SKOPARは外観が美しいので手放せない。SIGMA Artはシャープに写したいときに重宝する。かなり重いけど。GR IIIは用途が違うので別に考える必要がある。

○その他のレンズ
まずAF85/1.8D。これは写りがいいし外観もいい。これ1本でスナップもいけないことはない。
次にマイクロ60mm&105mm。2本ともDfとのフィット感が悪いが、季節によってマイクロを使いたいときはきっとある。それに、それぞれ遠景スナップにも使える画質をもっている。室内での機材撮りにも使ってるし。
最後に70-300mm望遠ズーム。いつも単焦点ばかり使っているせいでファインダーが暗い。撮っていてテンションがあまり上がらないのは事実だ。ただ新しいレンズなだけあって写りはいい。
こうなると、この4本も手放せないか。

使用頻度だけを考えて手放すとしたら、
・AI AF Nikkor 85mm f/1.8D
・AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition)
・AF-P NIKKOR 70-300mm f/4.5-5.6E ED VR
・SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art
・AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
・AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
・NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 NKJ Ai改

これで手元に残るのは、
・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
・AI AF Nikkor 50mm f/1.4D
・Carl Zeiss PLANAR T* 1.4/50 ZF.2
・Voigtlander COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 Aspherical SL IIs

これは寂しいなぁ。28mmと50mmだけじゃん。
ちょっと冷静になって、当分断捨離はしないでおこう。

(2022/4/13)

 フィルム撮影
2005年にNikon F100からD70sに買い替えデジタル化をして以来、多分ほぼフィルムは使用していない。 Leica MPやNikon F3HPも外観は大好きだけど、もう使わないからと少し悲しい気持ちで手放した。 フィルムで撮影したいと思っても、フィルム自体の価格もだいぶ上がってることや、 現像に出すために電車に乗らなければならないことがブレーキとなっていたからだ。

防湿庫の奥に眠っていたOlympus μIIを見つけたときも、もう一度使いたいと思い電池交換してみたものの、 前述の理由でまた防湿庫に戻してしまった。

そんなときYouTuber「まっちぽっち」さんの動画を見ていて気持ちがぐらついた。 データ管理がしやすいことや撮影後にすぐ写真を見られること、 RAW現像できることなどを理由にデジタル化に踏み切ったはずだったのに、 「久しぶりにフィルムで撮ってみたいなぁ」と思ってしまった。

しかもまっちぽっちさんてば、モノクロフィルム販売、現像、データ化(某カメラ屋より高画質)を請け負い始めたという。 サイトを覗いたところ、格安(動画でフィルムカメラの裾野を広げるのが目的と言っていた)だったのでついポチってしまった。 JPEGにデータ化してくれるというのも地雷だったかも。まんまと術中にハマった感じ。

しかし、ウチにあるフィルムカメラはμIIだけだ。使いたいと思っていたのでいいといえばいいんだけど、 フィルムが使えるようになってしまうとまた沼に迷い込んでしまう。 かつて所有していたnew FM2、F3HP、F100。未知のFE、FM2、FM。そして今なら買えるかもしれないAFフラッグシップ。 危険だ。危険すぎる。

フィルムが届いたら、μIIを持って出かけてみよう。フィルムカメラを持った自分がどこまで高揚できるのか。
デジタルで撮ったモノクロ写真は、かつて好きだったフィルムのそれのようには中々ならないが、 ネガからデータ化したJPEGがどうなるのか楽しみだ。

(2022/01/13)


購入後に気づき心配していたことが、フィルムが届いて現実に。Olympus μIIのISO感度はパトローネのDXコードを読み取る 自動設定となっており、100、400、800などの刻みになっている。
今回購入のDXなしISO200のパトローネをセットした場合は一番近い感度の下側、つまりISO100に設定されるらしい。 ということは、ISO100で撮影したフィルムをISO200で現像してもらうことになる。これはいわゆる、増感現像か?
作品撮りではなく、μIIのポテンシャルやモノクロフィルムを再認識するための撮影なので、 なるべく暗めの写真を撮って現像に送ろうと思う。

今後もここに頼むとすれば、最低限ISO感度を設定できるフィルムカメラが必要ということになる。 あまり使わないまま手放したNikon F100は…また使ってみたいけど、使用感覚がD300と似ていてせっかくのフィルム撮影感が 少ないような気がするので、MF機にしておくか。
F3 HPはどうだろう。過去に3回も買い戻したほどなので大好きなカメラだ。しかし、20年も販売され続けたカメラなので、 ハズレを引く危険も多いし販売終了から15年以上経つ。 それにフラッグシップ機のため、本気で使い込まれていたら故障のリスクも高まる。
未知のFE2は? 絞り優先が使えるFM2のような感じらしい。魅力的ではあるがF3と同様に基盤がやられたらおしまいだ。
やはりここは機械式のFM2かNewFM2か。仮に露出計が故障してもハンディータイプや外付けの露出計を購入することもできるし。 しかし、結構人気があるみたいで中古でも思っていたより高い。今後、フィルムで撮り続けるのか分からないし、ここは慎重に検討したい。
でも、フィルムカメラは被写体にもなるんだよなぁ…。

(2022/01/19 追記)

 Nikon Df (3)
愛機Nikon Dfの話。

2013年11月に発売の報道を見て、ビックカメラ.comで即予約。 宅配日には、駅から走って帰宅し取るものも取らず開封したことを覚えている。 難しいことは何も考えていなかった。ただ、そのフォルムに惹かれ入手しただけ。 F3HPやnewFM2を愛した延長上に突如現れたのだから、見過ごせるはずもなかった。

単なる懐古主義のカメラではなかった。 それまで使っていたNikon D200よりも写りが大人びているというか繊細というか、 見た目だけでなくその描写力が心を捉えて離さなかった。

この外観なら絞りリングの付いたレンズがいいかな、と軽い気持ちで同時購入した AI AF Nikkor 28mm f/2.8D は約7年もの間、Dfから離れることはなかった。 フィルムカメラ時代に設計された古いレンズとのことだったが、 その実力はD200+DX 17-55mm f/2.8Gを遥かに凌駕しており、すっかり手放せないものになっていた。

大病を経験し再び写真が撮れるようになってしばらく後、「Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL IIS」が発売される。 かつてのオートニッコールをオマージュしたというそのレンズは、 Dfに装着するために存在するかのような魅惑的なフォルムだった。買わない理由はない。

程なくして本物のオートニッコールに目覚め「NIKKOR-S Auto 50mm f/1.4」「NIKKOR-N Auto 24mm f/2.8」を中古で入手。 Dfのファインダーでのピント合わせが厳しいので24mmは手放してしまったが、 続けて「Voigtlander ULTRON 40mm F2 SL IIS Aspherical」を購入。とにかくDfに似合うレンズが欲しかった。

フルサイズ機とはいえ、1625万画素、常用ISO 100〜12800、モニタ固定、シングルスロット等、 今どきの製品と比べたら圧倒的に低スペックなんだけど、スペック表では測れない実力と魅力の詰まったカメラだと思う。

Nikonのハイアマ向けデジタル一眼レフ(D850、D810、D700、D500等)やミラーレス(Z 6II、Z 5等)、 あるいはFUJIFILMのX-Pro3が欲しい時期もあったけど、僕の中でこれらのカメラは買ったとしてもサブ扱いで、 メインはいつもDfだった。正直に言えば、Dfにもスペックアップして欲しい部分はある。 ダブルスロット、チルトモニタ、モニタ高精細化、ファインダー倍率、アイピースシャッター、 ほんの少し高画素化、ほんの少し高ISO化…  あれ? 結構あるな。要は今の時代にもそんなに見劣りしない程度のスペックにして欲しいだけなんだよ。

後継機を出してもらえるなら、ミラーレスではなくてデジタル一眼レフにして欲しいな。 Z fcがすごい売れ行きだから出るとしたらミラーレスなんだろうけど、レンズを外した正面からの姿を見てごらん。 口(マウント)がデカすぎてボディとのバランスが滅茶苦茶だよね。 いくらボディの形状をフィルムカメラに似せてもあれじゃ不格好だよ。 ボディを大きくしても構わないから、マウント口径とボディサイズの比率をF3HPくらいにして欲しいものだ。

状態のいい中古のDfが販売当時と大した変わらない価格で取引されているのを見れば分かるように、 Z fcの人気によってDfも見直され始めてるんだ。デジタル一眼レフ「Df2」を出しても結構売れるんじゃないかな。 時代を戻してしまうことになるのかもしれないけど、Df2をヒットさせてデジタル一眼レフ人気が再燃すれば、 この市場はNikonの独壇場ですよ。ミラーレスに移行していない人はまだまだ大勢いるんですから。

ついでに、Df2の発売を記念して過去のレンズを復刻して欲しいな。 NIKKOR AutoとかAi-s、Dレンズなども。もちろん設計やコーティングは最新のもので。

(2021/12/21)

 D300のメインレンズ
ようやくD500への物欲が薄れ、今持っているD300を大切にしようと思い始めた。
今、D300のメインレンズはヤフオクで購入したAF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED。 以前、D70sで使用していた頃には不満はなかったが、D300で使用してみたらどうも気持ちがよくない。35mm/f2Dで撮った写真と明らかに写りが違う。

そこでD300のメインレンズを物色。散々悩んで、ようやく以下の3つに絞った。
▽AI AF Nikkor 20mm f/2.8D(換算30mm)1994年発売
▽AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED(換算30mm)2014年発売
▽AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR(換算24-120mm)2015年発売

Dfを単焦点メインで使用しているため、D300では標準ズームを使いたいと思うんだけど、どうにもズームレンズを信用しきれない。 大三元ならともかく16-80mmはf/2.8-4。しかもズームすると形が伸びる。18-70mmや購入後すぐに売却した18-140mmの時のような ガッカリ感はもう味わいたくない。写りに満足できないレンズは要らない。
よし、やっぱり単焦点にしよう。

残った選択肢は、20mm単焦点のDタイプとGタイプの対決。D300に付けるならGタイプでも外観はそれほど損なわれないし設計が新しいのでこちらが優勢か。 しかし、もしDfに付けるなら、写りはともかく外観優先でDタイプ。DfにGタイプは似合わない。おそらく苦手であろう超広角20mmも もしかしたら使う日が来るかもしれない。悩ましいな。

中古店で先に美品が出ていたほうにするかなどと適当なことを考えていた矢先、IROHAS SHOPでDタイプのコンディション95%、 しかも今日までウィンターセール全品10%引きを開催中。迷ったのは10分程度、誰かの物にならないうちにとポチッ。

こんな成り行きで多分年内には我が家にやってくることになったAI AF Nikkor 20mm f/2.8D。 D300で換算30mmとしての役割がメインだが、Dfで未体験の超広角を味わうのもちょっと楽しみ。

これで必要なレンズはもうないと思うので、レンズ沼から這い上がれそうな気がする。多分。
ただ、未だに気になっている銘玉、Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 zf.2。MFレンズはスナップのテンポが悪くなるし、 視力的にもピント合わせが大変なので恐らく使うことはそんなにないはずなのに、欲しい気持ちが0にならない。
50mmレンズは、Dタイプ、Gタイプ、それにオートニッコールと3本もあるので、Planarが我が家に来たら標準レンズは飽和状態だ。

(2021/12/21)

 沼からの脱出
僕の撮影に必要な機材はもう揃っている。次に購入する機材はDfの後継機か、 何かが故障したときの代替にしようと決めたはずなのに、 多分買っても使用機会はほとんどないであろう機材ばかりが欲しくなる。
少し気持ちを整理してみよう。

■Nikon D500(新品)が欲しい
 なぜ欲しいのか。
(1) DXといえどフラッグシップ。
(2) 丸窓。
(3) 未知なる処理エンジンEXPEED5。
(4) チルトモニター。
(5) 発売が5年前とはいえ現行機種。
(6) ファインダー倍率が1倍。

(1) DXといえどフラッグシップ
 理屈じゃない。フラッグシップが欲しい。フラッグシップでしか味わえないものがある。 FXフォーマットのフラッグシップ機D6やD5などは価格・重量から所有できるはずもないが、 D500ではその一部を味わうことができる。魅力的だ。+1。

(2) 丸窓
 これも理屈じゃない。Nikonユーザーなら誰しも憧れる(?)丸窓。 CanonからNikonに移行した頃は丸窓がひどく不格好に見えたのに、今では丸窓じゃないとイヤ。+1。

(3) 未知なる処理エンジンEXPEED 5
 Dfの処理エンジンはEXPEED 3なので2世代新しいエンジンとなる。 今風の画作りになりそうで、それが僕にとっていいのか悪いのか、使ってみないことには判断のしようがない。±0。

(4) チルトモニター
 地面すれすれにカメラを持ってライブビューで撮影することに憧れはあるが、 果たして、そう頻繁にそのような写真を撮るだろうか。 ノーファインダーで被写界深度を深くすれば、それっぽい写真を撮ることはできる。 あくまでも「それっぽい」だが。±0。

(5) 発売が5年前とはいえ現行機種
 D300もD200もNikonの修理対応期間が終了しているため、故障したらおしまい。 それを考えると、現行機種であるD500は修理対応期間が長くなるわけだから、これは安心材料である。+1。

(6) ファインダー倍率が1倍
 レンズの焦点距離と同様、ファインダー倍率も35mmフルサイズが基準となっている。 APS-C機の倍率はセンサーサイズによるため、D500の場合は「約1.0倍÷1.5=約0.66倍」となる。 Nikon Dfは0.7倍なので、今より小さくなるということだ。−1。

冷静に考えて買いたい理由6点中、プラスマイナスの相殺点は2点。 外観とフラッグシップであるという事実が欲しい理由なんだな。 手元には先代機種のD300、D200があるわけだし(この理由は弱いか…)、 メインはあくまでNikon Dfなのだから、D500を入手してもそんなに持ち出す機会はないだろう。 D300を利用頻度を見れば一目瞭然。まさか想像をはるかに超えてD500を気に入って、Dfがサブになるなんてことはないだろう。 ここは我慢のしどころだ。


■Nikon D300のメインレンズを決定したい
 D70sで撮影した写真の写りがそんなに悪くないことから、当時のメインレンズ 「AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED」を再購入しD300で使ってみた。 同時に単焦点Dタイプの35mm、85mmでも撮ってみたところ、明らかに単焦点の方が写りがいい。 やはり普及タイプの標準ズームレンズはこんなものか。 D500の物欲を鎮めD300を純粋なサブとして使用するためにも、D300の位置付けを明確化しメインとなる単焦点レンズを決定したい。

○D300の位置付け(案)
(案1)Dfと同様の用途で、気が向いたときだけD300を使う。
 →何らかのテスト撮影か、Dfそのものを被写体にする場合くらいしか使用機会がない。

(案2)DXフォーマットらしく望遠側に振ったレンズラインナップにする。
 →これが多分一般的な考え方かもしれないけど、僕の撮影は散歩スナップが多いため、 意図して使わない限り、50mmまでで足りてしまう。(これって望遠レンズも衝動買いってことなのか…。)

(案3)Dfは単焦点レンズ、D300はズームレンズを主軸にして、必要な方を使う。
 →Dfは従来どおり、D300では望遠ズーム・標準ズームが必要な時に使用、という方法。

Dfが不調の場合の代打にもしたいけど、基本的にはDfとは別の用途にしたいという考えがある。 本来有利な望遠域の撮影には期待していない。 とすると、描写力の高い標準ズームをメインに据え、35mm換算で28mm、50mmの単焦点レンズがあればいいか。

(1) 35mm換算で28mm域単焦点レンズ
(フルサイズ用)
 ▽AI AF Nikkor 18mm f/2.8D(換算27mm)1993年発売
 ▽AI AF Nikkor 20mm f/2.8D(換算30mm)1994年発売
 ▼AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED(換算30mm)2014年発売

 費用対効果を考えると20mm/f2.8Dが妥当だが、。GレンズはD300にもマッチするし、 1段半も明るいので20mm/f1.8Gの方が魅力的だ。その写りに価格差ほどの違いが現れることを期待する。

(2) 35mm換算で50mm域単焦点レンズ
(フルサイズ用)
 ▼AI AF Nikkor 35mm f/2D(所有:換算52.5mm)1995年発売
 ▽AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED(換算52.5mm)2014年発売
 ▽TAMRON SP 35mm F/1.4 Di USD(換算52.5mm)2019年発売
 ▽TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD(換算52.5mm)2015年発売
(APS-C用)
 ▽AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G(換算52.5mm)2009年発売
 ▽AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G(換算60mm)2011年発売
 ▽SIGMA 30mm F1.4 DC HSM | Art(換算45mm)2013年発売

 デジタル時代に発売された35mm/f1.8Gにしたいところだが、 以前D300で結構いい写りをしていた、手元にある35mm/f2Dでしばらく様子見とする。

(3) 35mm換算で28〜50mmをカバーする標準ズームレンズ
(フルサイズ用)
 ▽AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR(換算24-52.5mm)2010年発売
 ▽AI AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED(換算25.5-52.5mm)1999年発売
(APS-C用)
 ▼AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR(換算24-120mm)2015年発売
 ▼AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED(換算25.5-82.5mm)2004年発売
 ▽AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED(所有:換算27-105mm)2004年
 ▽SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art(換算27-52.5mm)2013年発売

 現在所有している18-70mmは古いレンズかつDX用のため、単焦点Dレンズと比べると見劣りがする。 やはり多少スペックの高いレンズを選択すべきなのか。 スペック的には16-80mm f/2.8-4か、以前D200で使用していた17-55mm/f2.8Gを選択したいところだ。

(2021/12/17)

 所有欲を満たすカメラ
Nikon Df。
それは、撮影する時はもちろんのこと、持っていることに喜びを感じる数少ないカメラのひとつだ。 シャッターを切った後の画像確認だけでなく、ついそのフォルムを眺めてしまう。 雨の日は、Dfを被写体に写真を撮ることもある。それくらい惹かれてしまっている。買ってよかった、単純にそう思える。 永い写真人生の中で、そんなカメラがいくつかあったので振り返ってみる。

□Canon EOS-1V
 2000年に発売されたCanonフィルムカメラのフラッグシップ。一眼レフ機で写真を始めようと購入したCanon EOS55の買い替えだった。 マグネシウム合金によるペンタプリズムの曲線美、切れのいいシャッター音、優れた防塵防滴性、1/8000秒・X=1/250秒の高速シャッター、シャッター耐久15万回等、他の追随を許さない、現在でも通用するようなスペックを持った21年前のカメラだ。カメラ自体には重いこと以外に不満はなかった。撮影先で大三元標準ズームレンズのフード取付部がぶつけたわけでもないのに欠けていて、プロ用機器がいとも簡単に破損したことに我慢ができず、Nikon党に入信。
発売時価格270,000円。今フラッグシップを手に入れようと思ったらこの3倍はかかる。なぜこんなにも高騰してしまったのか。

□Nikon F3HP
 1980年発売のNikonフィルムカメラのフラッグシップ。(HPは1982年発売。) 絞り優先モードは使えるがMFのため操作している感は半端なく、撮影時の高揚感は随一。スナップで歩いている時もF3HPを持っていることが誇らしくさえ思えた。 EOS-1Vに比べれば18年も前のカメラなのだから、不便さや機能面でも見劣りは当然あったのだが、それ以上に撮る楽しみ、持つ喜びが大きく上回っていた。 F3HPがデジタル化されたら間違いなく入手するだろう。
発売時価格149,000円。生産終了の2000年にヨドバシカメラで新品在庫を入手。一度手放した後もあの所有欲が忘れられず、二度も中古で買い直した。

□Leica MP
 2003年頃の発売だったと記憶。価格も30数万円としか覚えていない。外観だけで欲しくなるカメラがあるがこれもそのひとつ。 初めはM6 TTLの中古品を購入したが、縦位置のピント合わせがしづらいことと、真正面に配置されているあの有名な赤いロゴがなんとなくしっくり来ず、 ヨドバシカメラでブラック一色の新品MPを購入した。RF機のファインダーの見え方やピントの合わせ方があまり好きにはなれなかったが、 持つ喜び、そしてMPが作り出すモノクロ写真が好きだった。
Leicaを持って歩いていると、ブランド物の服を着て歩いているかのような錯覚に陥り、少し得意気でもあった。 不便なカメラとは往々にして楽しいものだが、デジタル化の波に呑まれF3HPとともに防湿庫の見張り番と化していく。 このカメラ、今でも新品で販売しているようだが、私が購入した頃の倍の値段がついている。

思い出の詰まったカメラは他にもあるが、所有欲という意味では、それを満たしてくれたのはこの4台だ。 別れを告げたCanonには何の未練もないのでもう振り返らない。 Leicaのデジタル機はそのシステムまで含めると正気ではない金額になるので、これも諦めがつく。
やはり期待してしまうのは、F3HPをオマージュしたDfの後継機だ。発売してくれたら間違いなく予約購入するだろう。 Fマウントであってほしいけど、作るとすればZマウントで、Z 6IIやZ 6をベースにしたボディとなるんだろうな。

(2021/12/08)

 断捨離決行 part2
MFでのピント合わせが厳しくなってきたのと、ヤフオクでD700の故障品を掴まされたのとで、気分を一新したくて断捨離を決行。
・NOKTON 58mm F1.4 (¥29,700)
・ULTRON 40mm F2 (¥18,450)
・Ai 28mm F2.8S (¥900)
・AF 24mm F2.8D (¥4,770)
・SIGMA 50mm F1.4 (¥33,750)
・GR Digital II (¥1,530)
・GV-2 外付ファインダー (¥2,970)

MFは厳しいと言っても NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 はやはりその外観の格好良さと 入手困難さから手放せないので名誉監督扱いとする。

Voigtlanderの2本はいいレンズではあるけれど出動機会がない。持ち続けていると28mm&90mmに手を出しそうなので、手放すことにした。

Ai-s 28mmは、かつてF3HPのメインレンズで長い間使っていたので手元に置いておいたけど、 結局その後一度も持ち出さなかった。28mmはDレンズとSIGMAがあるのでもはや使うことはあるまい。

AF 24mmは、既にGレンズを手放しているようにその焦点距離に魅力を感じていない。Dレンズというだけで持ち続けていただけだ。 今まで何度も断捨離候補に挙がっていたレンズだ。

SIGMA 50mmは解像度の高いレンズが欲しくて入手したものの、時折カリッとし過ぎていて何んとなくしっくり来ず、 後に買ったAF-S 50mmが案外気に入ったため、見切りをつけた。

これだけ売ってある程度まとまった額が入ると、次は何を買おうかと思ってしまいがちだが、 今のところかつてのように胸を焦がす程に欲しい機材もないので、少しおとなしくしていようと思う。

が、煩悩は尽きない。今、気になっているもの、それは…
(1) D500
 DXフォーマットということ以外、文句のつけどころがない。
(2) D850
 これも文句のつけどころはない。しかし、かなり重量があるので持ち出さなくなる予感も。
(3) D810、D800、D700
 丸窓ファインダーのFX機が欲しい。しかし、修理対象外やいつ対象外になるかも分からないし、 それなりに高額なため、中古で買うには勇気がいる。

本音は(2)が欲しいけど高額&重量がネック。次点の(1)は大好きな28mm換算で撮りたい時にズームレンズしかないこと。 望遠を使うためのカメラなんだな。

(2021/11/14)

 最近の沼(2021/10)
【気になるレンズ編】

Zeiss T* 1.4/50 zf.2
(のちに購入→売却)
カリカリの写りを体験してみたいけどMFは厳しい、ということでSIGMA Artレンズを 導入したにもかかわらず、相変わらず気になる。もはや外観だけで欲しいのだと思う。 ただ、今でも50mm付近のレンズは5本もあるのに、ましてやMFレンズなんてこの先使うだろうか。 なかなか答えの出ないこのレンズ、魅力的ではある。

Voigtlander COLOR-SKOPAR 28mm F2.8 SL IIS Aspherical
(のちに購入→売却)
2021年10月20日発売のこのレンズ、「カメラを持つことが憧れだった時代をオマージュした総金属製の外装」と謳われているだけに、 NOKTON、ULTRONと同様の「見た目だけで欲しい」状態になっている。28mmのMFはピント合わせが難しいため、使用頻度が低くなると 分かっているものの、どこまでこの物欲を抑え込めるか。

Ai Nikkor 50mm f/1.2S
これもMFだけど未体験のF1.2という明るさ。これに尽きる。生産終了品のため、探すなら早いほうがいいんだけど、 Zeiss同様、ホントに使うか疑問。しかも、すでにNIKKOR-S Autoがあるので余計に迷う。 噂ではかなり癖のあるレンズらしいし、スペック・外観だけでの購入に踏ん切りがつかない。

AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
(のちに購入→売却)
50mmよりは画角が狭いけど、標準レンズとしてスナップに使っている人がいたので気になっている。 これも生産終了品。マイクロレンズなので寄れて当たり前なんだけど、スナップ用標準レンズとして考えるとこの寄れる力は心強い。 標準域のレンズが渋滞していることとGレンズ外観があまり好きになれないことで二の足を踏んでいる。

AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
(のちに購入)
初めての場所かつ遠出になるようなスナップではズームレンズが便利なんじゃないか、と思い始めたのが始まり。 あれば絶対便利だし、描写力に失望させられるようなこともないんだろうけど、ズームが苦手なこととGレンズ外観により導入に至っていない。 最近ズームレンズを2本導入したが、長年、単焦点しか使ってこなかったので、左手がズームリングを回すことを忘れている。

【気になるカメラ編】

D500(2088万画素、2016年4月発売)
DXフォーマットの頂点に君臨するD500。しかも現行品。間違いない。間違えるはずがない。 DXとはいえフラッグシップを体感するならこれしかない。D6はスナップには不向きだから。 問題は、好きな28mmが使えないこととその価格。

D700(12.1Mp、2008年7月発売)
D300の半年後に発売されたD700。10年以上前の製品だけど評判も良く、D300のFX版+@ぐらいだろうか。 丸窓ファインダーも美しく、D300に満足しているひろぼうとしては価格・商品状態によっては即購入したいカメラだ。

D610(2426万画素、2013年10月発売)
Dfと同じ頃に発売。D600の後継機の位置づけだが、そもそもD600の位置づけが曖昧だ。 丸窓じゃないのが気に入らないが、D300同様アダプターをつければいけるか。 EXPEED 3 はDfと同じエンジンなので、もしかしたら似たような絵作りになるのか。 視野率100%、マツチャンネル推奨、SDダブルスロット、D4/D800と同等の防塵防滴等、魅力はある。

D800(3630万画素、2012年3月発売)

D810(3635万画素、2014年7月発売)

(2021/10/7)

 35mmレンズ問題
以前、久しぶりにD200+AF NIKKOR 35mm f/2Dでテスト撮影したところ、 何枚か真っ白(超オーバー露出)な写真が出来上がった。しばらく撮影を進めるうちに 真っ白写真はなくなったが、D200も15年以上経つし仕方ないか、とカメラのせいにしていた。 そしてこれきっかけで念のためにD300を入手した。

ところが。
レンズの絞り羽根に油染みが発生すると、レリーズ時に絞り羽根の動きが油で引っ掛かり、 真っ白写真が出来上がることがあるということを最近知った。
AF 35/2Dのキャップを外してみると・・・油まみれと言っていいレベルの油染みである。 ネットで調べてみると、どうやら油染みが発生しやすいレンズのようである。 手持ちのレンズは処分して中古レンズに買い替えるか。いや使用頻度の最も少ないレンズなので このまま35mm域は買わないでおくか。

Dfを購入して以来7年超、ほとんど持ち出さなかった35mm。このレンズのいいところは、 軽くて小さいことと最短撮影距離が短いこと。そしてレトロな外観。写りもビビッド系な 印象が悪くない。そして、DXフォーマットのD300、D200で標準域となる。 これに変わるレンズは見当たらない。
買い替えるとしたらやはり同じレンズしかなさそうだが、また油が染み出てきたら、と 不安に感じるのもストレスだし、そもそも家でしか使っていなかった35mmレンズを 買い替える必要があるだろうか。

仮に買い替えるとしたら、
・AI AF Nikkor 35mm f/2D(フィルター52mm)
・AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED(フィルター58mm)
・TAMRON SP 35mm F/1.8 Di VC USD(フィルター67mm)
くらいだろうか。
どうしても35mmが使いたくなった時、ULTRON 40mmで代用できるだろうか。 AF-Sレンズがいいレンズだってことは分かってるんだ。
分かってるんだけど、Dfに似合わないあの金文字を見るとどうしても 少しテンションが落ちてしまう。

Fマウントレンズの新製品なんてもう出ないかもしれないけど、ミラーレスの台頭により 一眼レフがコアなカメラ好きのものになりつつあるのだとしたら、Dタイプのような 絞り環のある最新設計の単焦点レンズを発売してほしいものだ。
ミラーレスにもFマウントレンズは使えるわけだから、ミラーレス・一眼レフそれぞれのユーザに 受け入れられるんじゃないかな。

(2021/8/24)

結局、35mm f/2Dをメンテナンスに出すことにした。同レンズを中古で買ったとしても2万円弱するので、 約1万円で分解清掃してくれる株式会社UCSに依頼。約2週間で手元に帰ってきた。前後どちらから見ても 新品のような絞り羽根。動作も正常。出してよかった。次もここにお願いしよう。 修理専門店なのであまりお世話になりたくはないけど。

(2021/10/7)

 標準レンズ
一眼レフを使い始めて少し経った頃に手にした単焦点50mm。 うまく使いこなせないまま「これはひろぼうには合わない」と使うことがなくなった。

あれから十数年。

・AI AF Nikkor 50mm f/1.4D
・NIKKOR-S Auto 50mm F1.4
・ULTRON 40mm F2 SL IIS
・NOKTON 58mm F1.4 SL IIS
・SIGMA 50mm F1.4 Art

標準レンズと呼べるものが5本もある。いつの間にか苦手意識はなくなっている。
最初に入手した50mmを手放してから Canon EOS-1V、Nikon F3HP、new FM2、Df を通して使い続けてきた単焦点28mmが 寄りや引きを覚えさせてくれ、背景処理を考えさせてくれた。この経験が今、標準レンズを楽しめるものにしてくれたのかもしれない。

当面は我が家に来たばかりのSIGMA 50mm F1.4でスナップや花を撮りたいと思っている。
(2021/5/20)

 最近の煩悩
■Z6II + Z 50mm f/1.8 S
(のちにレンズのみ購入)
Zレンズの写りの良さを体感してみたい。ただ、30万越えの買い物をするには以下の点をクリアできないと難しいな。
・ボディの形状
 Nikonロゴ付近の形が安っぽい。重厚感がなく所有欲が満たされない。大体、Z7 II、Z7、Z6 II、Z6、Z5のいずれもそっくりな外観なのは何故だ。 価格なりの世界観を創ってほしいものだ。
・レンズラインナップ
 大好きな単焦点28mmは発売予定のパンケーキしかない。f/1.8の登場を待つ。28mmと50mmの2本のf/1.8があれば検討段階に入るだろう。

■SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art
(のちに購入→売却)
解像度がスゴイらしいとの評判を聞き、一本くらいカリカリに写るレンズがあってもいいのでは、と検討し始める。 見た目もいいし、Dfにも似合いそう。しかし、フィルター径77mm、重量815gという大三元標準ズーム並みの大きさを知り終了。

→ 終了できなかった。わずか2週間足らずで心変わりし、2021/5/9 ヤフオクで落札。
まだ1日しか使っていないが、「大きい・重い」以外はかなり満足している。 ずっと古めのNikonレンズを使ってきたせいか、カリカリ感の強い描写が今のところ新鮮。人様が撮影した解像度の高い写真を見ると自分でも そんな写真が撮りたくなるし、オールドレンズで撮った写真を見れば自分もふんわりした写真が撮りたくなる。 自分の軸がブレブレだからあれもこれもとレンズが欲しくなる。これがレンズ沼から抜け出せない原因のひとつだと分かってはいるんだけどね。 いつか「おれのスタイルはこれだ」みたいなものが確立できるんだろうか。いや、できまい。

■Carl Zeiss T* 1.4/50 zf.2
(のちに購入→売却)
最初は絶版になったzfの中古でもいいと思っていたが、販売価格との開きが少ないため、zf.2に心移りした。 しかしこちらも価格は同様で、それなら新品をと思っていた。Voigtlanderとの棲み分けが難しいため保留。

■Ai Nikkor 50mm f/1.2S
未体験のf/1.2という明るさに心を奪われる。どうせf/1.2を楽しむならなるべく新しい設計のほうがいいかと選んだのがこれ。 こちらも棲み分け問題として、NIKKOR-S Auto 50mm f/1.4 NKJ Ai改がいるため保留。

■SONY αシステム
AFのZeissレンズが使えると知り非常に心を揺り動かされたが、某YouTuberの「SONYは壊れやすい」との発言が気になり終了。
そもそも額に「SONY」のロゴがあることに違和感。なぜ、RICOHが「PENTAX」銘を残したように、 SONY製「MINOLTA」シリーズにしなかったのか。そこに不愉快を感じる。

(2021/4/27)

 断捨離決行
AF 28mm/2.8Dのガタツキ、水戸撮影での24mm問題等を経て、以下のレンズの断捨離を決行することに。

・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
 →同レンズの買い替えによる。

・AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
・NIKKOR-N Auto 24mm F2.8 Ai改
→24mmはDタイプのみ残すことに。

・AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR
→F値の暗さとVRのカタカタ音が気になりすぎる。

AF 24mm/2.8DとAi-s 28mm/2.8Sは最後まで断捨離するか迷ったが、前者はDXで36mmとして使用、 後者は改めて試写してみたら楽しかったので残しておくことにした。 AFレンズはDタイプ+Micro、MFレンズは焦点距離すべてを網羅せず、単純に楽しむだけのものにしていこうと思う。

(2021/3/26)

 24mmと28mm
先日、AI AF Nikkor 24mm f/2.8D のみで水戸を撮影してきた。24mmという画角は初めてじゃないけれど、あまり満足感が得られなかった。 長年使ってきた28mmでは感じたことのない感覚だった。
(1) カメラを少しでも縦方向に傾けると思っている以上の歪みが襲ってくる。これが楽しくない。
(2) こんなに広い画角は必要ない。

昨年秋から標準レンズや中望遠レンズを使い始めたせいだろうか。(2) は自分の足で多少なんとかなるが、(1) はどうにもならない。 パースがきつすぎてひろぼうの目指すスナップとは違うものになっている。

撮っていて楽しくないと話にならないので、当面、
・広角は28mm
・その他は基本50mm、場合によって35、40、58mm。
・中望遠は使いたくなるまでしまっておこう。 としよう。

そして今週末、清水公園の桜を観にいけたら、NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 NKJ Ai改をメインに AI AF Nikkor 28mm f/2.8D か AI Nikkor 28mm f2.8S をサブで持っていこう。

(2021/3/24)

 RAWのビット数
D300のシャッター音に違和感を感じた。
シャッター音というより「カシャッ」の「カ」と「シャッ」の間隔だ。1/125秒も1/8000秒も同じに聞こえる。 何とも歯切れが悪い。D200では感じたことがない小さなストレスだ。
ネットで調べた結果、RAWの記録ビット数によるものらしい。 「14ビット記録」から「12ビット記録」に設定変更してシャッターを切ってみたところ、僕が知っている1/8000秒の音になった。

D300は12/14ビット記録の選択ができる。D300を入手した時の各種設定の段階で、意味も分からないくせに14ビット記録に変更していたのが原因だ。(初期値は12ビット記録。) D200は12ビット記録固定なので分からなかったのだ。

どうやら、
・PCディスプレイの多くは8bit
・RAW画像を現像したJPG画像は8bit
ということは街撮りメインの僕には12bit(初期値)で十分ということだ。プロが撮るような風景を撮るわけでもないし、印刷もしないし、ファイルサイズも多少小さくなるし。

Dfも14ビット記録に設定しているので、これからは12ビット記録にしようと思う。

 Nikon D300
メインカメラがD200だった2007年に発売されたD300。D200を約20万円で購入してまだ2年、買い替えるには早すぎるし不調も不満もないし、 D300もそのあとのD300sも購入を見送っていた。というより約23万円という価格でもう諦めていた。 それが14年経った今、もうすぐ手元に届く。今日届く。
2021/2/27 ヤフオク24,800円でシャッター827回という中古品に巡りあえたのだ。

メインのDfは順調だしサブのD200にも大きな不満はなかった。そんなある日、D200で撮影した写真の何枚かが内容が分からないほど白飛びしたのだ。 コマンドダイヤルや十字キーも渋くなっており、修理業者には部品がなく修理不可と言われていたので、今のうちにサブ機を探しておくか くらいの気持ちでヤフオクをさがしていたら出会えたこのカメラ。シリアル番号も割と後期のものっぽい。自然とテンションが上がってくる。

古くはあれど当時のDXのフラッグシップ機。悪いはずがない。最新機種に比べて画素数が少ないとか最高ISO感度が低いとか連写枚数がどうとか おっしゃっている方がいるが、ひろぼうはまったく気にならない。なぜなら、ウチに最新機種はないんですよ。D200からのレベルアップなんですよ。 発売当時にD300を手にした人たちと同じ気持ちで、それが14年遅れになっただけです。D200同様、修理不可かもしれないし、CFカードは高価だけどそれはそれ。

ひとまずAF35/2DかAF28/2.8Dで部屋の中でテストしてみよう。問題なく撮影できたら、以下やることをやらねば。
・ストラップ取付(ニコン巻き)
・丸窓化
OK ファームウェアのバージョン確認
OK シャッター回数確認
・各種撮影設定

 レンズフード・フィルター
レンズフードは付けたほうがいいと、写真を始めた頃に覚えたことを今でも守っている。 不要な光をレンズに入れないために、アクシデントでレンズをぶつけた時のために。 だから我慢してきた花形バヨネットフードや長過ぎるフード。

僕が好きなのはメタル製ねじ込みフード。Dレンズは50mm/1.4D以外は純正品で揃えたからOK。 50mm/1.4Dの純正品は…ラバー製! 我慢して付けてみたものの、やっぱり我慢できない。 ダメだ。かっこよくない。下がる。不便でもハレ切り効果がなくてもメタル製がいい。 ということで35mm用メタルフードHN-3を装着。いい。

あとは85mm/1.8Dのフードがメタル製ねじ込みタイプではあるものの、なんか大袈裟に見えるがもう少し我慢してみよう。 Micro105mmは接写時に必要と思われるので製品添付フードを付けるしかないだろう。 そして24mm/1.8G。この花形フードは見た目が好きになれない。かといってレンズそのものの外観もさほど気に入っていないので、 ノーフードという選択肢もない。フィルター径72mmを考えると無闇にサードパーティー製品をつけるとより不細工になりそうなのでこれも我慢。

ちなみにメタル製ねじ込みフードは軒並み旧製品をされてしまったので、これから入手する場合は中古品しかなくなる。さみしい。

次にフィルター問題。レンズを入手すると必ず保護フィルターを付けるようにしている。レンズに傷を付けないための保護なので大したこだわりもなく、 有名なKenkoやmarumiを付けていた。純正品は高額と思い込んでいたためもある。しかしよく見たらあるじゃないですか、ニコン様。 ニュートラルカラーNC。僕が持っているレンズにはすべて対応している。オールドレンズの銀枠フィルター以外、こいつで揃えてみようかな。

■フィルター装着状況(2021/2/19 現在)
・AF 24mm/f2.8D:Kenko PRO 1D PROTECTOR(W) 52mm
・AF 28mm/f2.8D:Kenko PRO 1D PROTECTOR(W) 52mm
・AF 35mm/f2D:marumi Digital Lens Protect 52mm
・AF 50mm/f1.4D:Kenko MC PROTECTOR NEO 52mm
・AF 85mm/f1.8D:Nikon ニュートラルカラーNC 52mm
・AF-S 24mm/f1.8G:Kenko PRO 1D Eta PROTECTOR(W) 72mm
・AF-S Micro 105mm:Kenko PRO 1D PROTECTOR(W) 62mm

・Auto NIKKOR 24/f2.8:Nikon JAPAN L39 52mm (銀)
・Auto NIKKOR 50/f1.4:Nikon JAPAN L39 52mm (銀)
・Ai-s 28mm/f2.8:NIKKOR JAPAN L39 52mm (銀)
・ULTRON 40mm:Kenko PRO 1D plus PROTECTOR(W) 52mm
・NOKTON 58mm:Kenko PRO 1D plus PROTECTOR(W) 52mm

・予備:Kenko PRO 1D PROTECTOR(W) 52mm
・予備:Nikon JAPAN L1Bc 52mm
・予備:Nikon ニュートラルカラーNC 52mm
・予備:Nikon ニュートラルカラーNC 52mm
・予備:Nikon ニュートラルカラーNC 52mm
・予備:Nikon ニュートラルカラーNC 52mm
・予備:Nikon ニュートラルカラーNC 52mm
・予備:Nikon ニュートラルカラーNC 62mm

 レンズ沼
2020年に入ってからカメラ熱が上がってきていてレンズを7本購入したため、スナップ中心のひろぼうには十分なレンズが揃った気がしている。 いやむしろ、使いこなせないくらいかもしれない。

【オートフォーカス】
・AI AF Nikkor 24mm f/2.8D
・AI AF Nikkor 28mm f/2.8D
・AI AF Nikkor 35mm f/2D
・AI AF Nikkor 50mm f/1.4D
・AI AF Nikkor 85mm f/1.8D
・AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
・AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

【マニュアルフォーカス】
・NIKKOR-N Auto 24mm F2.8 NKJ Ai改
・NIKKOR-S Auto 50mm F1.4 NKJ Ai改
・AI Nikkor 28mm f/2.8S
・COSINA Voigtlander ULTRON 40mm F2 SL IIS Aspherical
・COSINA Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SL IIS

さらにまだ欲しいレンズが数本あり、いずれも中古でしか手に入らないものばかり。そうなると余計に欲しくなってしまう。 これは久しぶりに入り込んでしまった「レンズ沼」だな。Canon機を使っていた頃にも一度ハマったな。 オークションで絵画を求める人たちの気持ちがちょっと分かる気がする。 オールドレンズは周辺減光があったり逆光に弱かったりするけど、そんなこと、ひろぼうは問題視していない。 それよりも見た目が、もう見た目が堪らないのだ。 そしてVoigtlanderを使い始めてからMFが楽しくなってしまい、しばらく沼から出られる自信がない。 最近では、ゲームに費やしていた時間が中古カメラ屋のサイト巡りに変わってきている。 救いは、オールドニッコールの価格が割とお手軽なところだけど、なかなか欲しいものに出会えず悶々としてしまう。

 Nikon D200
このサイトの撮影機材用の写真を撮るため、久しぶりにD200を使用。絞りを変えるためにコマンドダイヤルをくるくる、 フォーカスポイントを変えるためにマルチセレクターをくるくる、いろいろと動きが渋い。たっぷり時間があって対象が動かない撮影ならいいけど、 このままじゃ外には持ち出せないな、といくつかの修理店に相談してみた。しかしどの店も「旧製品のため部品が調達できないので修理不可」の回答。 仕方がないので使えるまで使ったあとDX中級機でも、とネットで調査。Dタイプレンズが使えるものを探してみると限られてくる。 D7000シリーズあたりの中古かなぁなんてD200と比較すると、やはり見劣りしてしまう。

Nikon D200。よくよく見直すと結構いいカメラである。そりゃそうだ。発売当時はフラッグシップの次に位置する高級機だったんだから。 ボディはマグネシウム合金製、各所シーリングによる防滴/防塵性能アップ、Ai連動環によりオールドレンズ使用可、 視野率は約95%ながらファインダー倍率は約0.94倍、格子線表示も可能、シャッター耐久テスト10万回等、 発売は15年前ながらハイアマチュア用という位置づけのカメラとして十分な機能を備えているのだ。

15年前のデジタル機器では修理部品がないのは仕方ないけど、フィルムカメラだったらもう少し寿命も修理可能期間も長いんじゃないかと、 デジタルの恩恵を受けながらも少し恨めしい思いがする。 修理不可と分かると途端に愛おしくなってきた。最後まで大事にしてあげよう。

 浮気!?
最近、写真仲間が入手したというカメラをネットで見ていたら気持ちがザワつき始めた。FUJIFILM X-Pro3。 ニコン様に身も心も捧げたはずなのに、この気持ちの昂ぶりは何だろう。

(プラス要素)
○フラッグシップ
メーカー上位機種なので当然自信を持って世に送り出す素晴らしい製品であるはず。
○レンジファインダー
かつてそのフォルムだけでLeicaを購入したこともあるので嫌いじゃない。いや、むしろ好き。 ひろぼうの好きな街撮りは一眼レフよりもRF機のほうが本来的な気がする。あれ? このカメラはRFと呼んでいいんだろうか。
○チタン
F3HP所有時にはもう「F3/T(チタン)」を入手できなかったので、チタンは憧れとして刷り込まれている。
○防塵防滴
フィールドでの安心感・信頼感が増せばそれだけ撮影に集中できる。
○フィルムシミュレーション
最近フィルムライクな現像にハマっているひろぼうにはなんとも魅力的。 かつて使っていたフイルムのような仕上げができるのは羨ましい限り。

(マイナス要素)
○ファインダー倍率
OVFで約0.52倍、EVFで約0.66倍。視力が弱いひろぼうとしてはもっと大きくしてほしい。LeicaMPと同等の0.72倍とか EVFなら驚異の1.0倍とかできないんだろうか。
○APS-C
フルサイズのセンサーと比較した場合、同じ画角で撮影した場合の背景ボケが小さくなるのが残念。 一眼レフを買ったきっかけが背景をぼかした花の写真が撮りたかったためで、今でも背景ぼかしは大好き。 実際に使い始めてしまえば気にならないのかもしれないが、ネットで比較写真などを見ると二の足を踏んでしまう。

そして何より、勝手に師と仰ぐ内田ユキオ先生も使用していることが心を踊らせる。(個展で一度お見かけしたときは何だか怖かったけど。) スナップを始めたのも、Leicaを手にしたのも、モノクロ写真に興味を持ったのも内田先生の影響なので、 同じものを持ちたいと思ってしまう。(同じように撮れるわけないことは重々承知。)

しかし、ここは我慢。先日 2台目のNikon Df と Voigtlanderを買ったばかりだし、 どちらかを使い始めたらそればかりになってしまう性格なので、自分に落ち着けと言い聞かせたい。

でもカッコイイなぁ…。

 標準レンズ
日光・中禅寺湖では単焦点50mmのみで撮影を行い、苦手だと思っていた画角がそれほどダメじゃないんじゃないかと思い始めた。 そうなると騒ぎ始めるのが物欲。なかなか抜け出せない、いわゆる「カメラ沼」だ。
今使っているのは AF Nikkor 50mm f/1.4D。写りに関してはほぼ満足しているものの、 ボケがガチャガチャと騒がしい感じが気になっていた。まだまだ調査不足だが、今考えているのは、
・Voigtlander NOKTON 58mm F1.4 SLII S(のちに購入→売却)
・Carl Zeiss Planar 50mm F1.4(のちに購入→売却)
・Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G
・Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G(のちに購入)
の4本。Nikon以外はMFレンズだが、画角的にも明るさ的にも何とかピント合わせができるんじゃないかな。 外観や評判から現時点での有力候補はNOKTON。

(2020/11/16)
ノクトンを購入。しかしメーカー取り寄せのため到着日未定。 絞り開放であれやこれや撮影することを考えるだけでワクワクする。
(2020/11/19)
販売店から「下記にてご注文いただきました商品は、現在メーカーに納期の確認を行っております。」とのメールを受信。
(2020/11/25)
販売店あてに納期確認の結果を教えてほしい旨をメール送信。
(2020/11/26)
納期は2021年3月になると、販売店よりメール。あらら…。

やっぱり3月まで待つのは長すぎる…と在庫を探したところ、ありました! かつて足繁く通ったフジヤカメラさま!! 在庫ありとはさすが。即買いです。最初の販売店はキャンセル。 商品確保のメールも来たので来週には手元に?? きゃーっ!!
(2020/11/28)
さすがフジヤカメラさま。注文2日後には手元に。部屋の中でテストしてみた感じでは評判どおりピントの山がつかみやすい気がする。 次の休日にフィールドに出ていく予定。

 Nikon Df (2)
(2020/11/11)
Nikon F3HPやNew FM2のような古き良き時代のフォルムを継承し、持つだけで気分を上げてくれる。 そして最新ではないにしても、フラッグシップ機のセンサーを備えているので画質も言うことはない。 そんなDfを使っているうちに、いつしか生涯このカメラを使い続けたい、そう思うようになっていた。

ところが。
2020年11月11日、複数の大手カメラ店のWebサイトでNikon Dfが販売完了となっていた。 「恐れていた生産完了か?」 と胸がザワつく。でも、ニコンダイレクトならと覗いてみると ボディ単体もレンズキットも品切れ状態。ま、まさか!?

フィルムカメラならともかく、入れ替えの早いデジタル一眼なので2013年11月に発売以降、 丸7年も現役だったことに敬意を表したい。 でも、でも、Dfだけは作り続けてほしい…。 シャッター耐久回数は多分生涯大丈夫だけど、その他の機器的な故障は十分あり得るし。

「もう1台買っておくか…?」

頭の中は煩悩のみになる。もし、カメラを買い替えることになったら、やっぱりFXフォーマットがいいし、 ファインダーは丸窓がいい。D1桁シリーズは重すぎるから無理。そうなると現状ではD850になるが、 これも結構重いし高い。後ろめたさも感じるだろうし、街ブラには威圧感が強すぎる気もするし。

灯台下暗し。贔屓のBカメラで店舗取り置きなら購入可能であることを発見。悩む。マジで悩む。 今買わなきゃもう二度と新品は手に入らないかもしれない。でも、もしかしたら本当に品切れなだけで しばらくすればまた店頭に並ぶかもしれない。葛藤。考えていても正解は分からないのに、葛藤。 そうこうしているうちに、この取り置き可能な品物さえ売れてしまうんじゃないか、という強迫観念。 精神が崩壊しそう。

大方の予想どおり取り置きを申込み。再度Webサイトをみたら「在庫なし」となっていた。 あぶねー。最後の1台だったのか。これで安心して余生を送れる。

でも本当は後継機の発売を熱望しているんですよ、ニコン様。

(2020/11/12)
BカメラのWebサイトでDfを見てみると、50mmレンズキットは
 「販売を終了しました(生産完了)」
と表示されている。そしてボディ単体はというと、あれ? 普通に売ってる! ただ、ネットでは販売しているものの、各店舗での在庫はかなり少なくなっているようだ。
次にニコン様のサイトを確認。現役なのはボディ単体(ブラック/シルバー)とレンズキット(シルバー)。 レンズキット(ブラック)には「旧製品」のアイコンが表示されている。 Gold Edition は2014年12月の数量限定(ボディ600台/レンズキット1000台)なので当然「旧製品」。
さらにニコンダイレクト。ボディ単体・レンズキットともに品切れのまま。メーカー直販サイトで品切れの意味は、 何らかの事情で生産が遅れているのか、それとも市場に出回っている製品が売り切れるのを待っているだけなのか、 どちらなんだろう?

ともあれ、新品を入手できたことの喜びともう生産完了なのだという寂しさが入り混じった感情は… Yカメラで最後に買った新品のF3HPの時と同じだ。

(2020/11/16)
ネット情報によると、メーカーからとある大手Webショップに対し生産終了の連絡があったらしい。 ニコン様のサイトの情報は変わっていない。BカメラのWebサイトでは販売終了の表示は変わらないものの、 「全てのお店で在庫がございません。」となっており、いよいよ生産終了の信憑性が増してきたようだ。
でも、Dfってそんなに売れないのかな。ラインアップから外れた特異なこの一台は、後継機を発売して この「一枠」をキープしてほしいな。

(2020/12/02)
ついに、NikonのWebサイトでDfに「旧製品」の表示が! 本当に生産終了なんですね、ニコン様…。なんとか後継機を開発していただけませんか?

 フィルムスキャナー
贔屓にしているBカメラのサイトを見ていたらフィルムスキャナーを見つけた。価格は2万円ちょっと。 たしかクローゼットの段ボールにポジやネガが入ってたよなぁ。 これがあればデータ化できるし、ひろぼうの写真館に載せられるものがあるかもしれないし。

今残ってるスキャンデータは、ひととおりデータ化して選りすぐりが残っていて、 残りはどうしようもない写真ばかりかもしれないし。 でも当時より進んだ技術で作られたスキャナならもっと綺麗に残せるかもしれない。

作業中の過去写真の再現像もまだまだ時間かかりそうなのに手が回るだろうか。
どうしようかな…。

Bカメラの近くを通る用事があり、結局買ってしまった。Kenko KFS-14CB。 ひとまず、以下をスキャン&アップ。
・B1階 2004.1 六本木ヒルズ
・B2階 2002.11 谷中
・B2階 2003.9 北海道
・B2階 2003.11 深大寺

全体的な感想としては、安いデジカメで撮った写真のような仕上がりになっており、 花や風景のように美しさを求めるシーンでは少し厳しい気がした。 ポジとネガの見分けがつかない程の色の再現力であり、正直ちょっとがっかり。 写真によっては押入れから出てきたアルバム写真のような「昭和」を思わせるような色合いのものもあり、 スナップでは別の意味合いがひとつ上乗せされた感がある。
モノクロでは、今どきのデジカメのパッキパキな感じとは真逆で、ピンの甘さが「味」っぽく見えなくもないので、 こちらも面白いといえば面白い。

2002年頃、キヤノンのフィルムスキャナ「CanoScan FS4000US」を使用していた。(当館1階のフィルム撮影コーナーに展示中。) 当時でも10万円近くする高級機で綺麗に取り込めていたので今回のスキャナにもつい期待してしまったが、 そもそも価格が違うので比較するものではないな。

段ボールのフィルムを見て意外だったのがポジの多いこと。そしてその多くをマウント化していたこと。昔の僕は結構マメだったのか。

マウントはまだスキャニングしていないけど、これが吉と出るか凶と出るか。スリーブなら6枚ずつ作業できるところをマウントだと多分3枚くらい。 気の遠くなる量だけど、少しずつ気長にやろう。

(追記)
やはりネガやポジからのデータ化は満足のいく画質は得られず。かろうじてモノクロはありかなというくらい。 これを機にフィルム撮影も考えていたが、スキャン後の画質やランニングコストを考えると デジタルで統一せざるを得ないようだ。

 Nikon Df (1)
「Nikon」のロゴを見ると、なんかワクワクする。
でも、今どきの斜体じゃなくて、昔のほう。

かつて愛用していた F3HPNew FM2もこのロゴだった。 いずれもMF機なので、フィルムをセットし、シャッタースピードと絞りを決め、 ピントを合わせてレリーズする、なぜか最後にカメラを見る、それが楽しい。

どんな写真を撮るか、が重要なはずなのに、 カメラを操作することに満足感を覚えていた時期がある。 (今も似たようなところはあるが…。)

デジタル一眼はD70sから始まり、D200購入から7年ほど経った頃に、 Df発売を知った。

「!」

もちろん、すぐに予約。
発売日は、仕事を終え小走りで帰宅したことを覚えている。
このフォルムにズームレンズはあり得ないと思い、 併せて注文していた単焦点28mmも一緒に届いていた。

少しボディに厚みがあるものの、F3HPを彷彿とさせるカッコよさ。 視力があまりよくない僕にとって、このフォルムでAFが使えることはプラスであり、 撮影済の写真をPC管理できることはとてもありがたいことだ。 それまではポジをフィルム専用スキャナで取り込んでいたので。

それからの撮影は、そのほとんどを28mm f/2.8Dとの組み合わせで撮影してきた。

 質実剛健
「質実剛健」という言葉がある。 中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさまを言う。

ここからは僕の勝手なイメージなのだけれど、「ニコン」という会社は、まさに質実剛健だといえる。 現在ニコンの一眼レフで使用されている「Fマウント」は1959年(昭和34年)に発売された「Nikon F」の レンズ標準規格であり、令和になった今も現役なのだから。

最新のカメラに古いレンズを装着することもできるし、 つい最近までDタイプレンズ(絞りリングのついたタイプ)も販売していた。 (最近カタログから消えちゃったけど。)
口径の小さいFマウントを打ち切り、マウント口径を大きくしたカメラやレンズを新規で開発・販売すれば 会社的には利益は上がるだろうに(よそはそんな会社ばっかり)、 今でもFマウントの伝統を守り続けている。敬服します。
※口径を大きくすると開発の自由度が増すそうだ。

今持っているレンズ資産を多分生涯使用できる、この安心感はとてつもない。 だからこそ、いいものであれば新製品にも手が出しやすい。 でもこれって、ミラーレス「Z」シリーズ製品の売り上げの阻害になってませんか、ニコン様。

もしミラーレスのカメラを購入すれば、レンズを揃えなおさなきゃならない。 でも、まだラインナップが出揃ってない感が否めない。 そして販売中のカメラ、レンズともまだまだ高価。 すると売れ行きが伸びず、「ミラーレス撤退」なんてことになったら目も当てられないので、 なかなか手が出しづらいな。

個人的には、ミラーレスも一眼レフも好調な売れ行きを見せ、 ニコン様の勢いがもっともっと強くなることを期待しているんだけど。

そしてその勢いに乗って、Dfの後継機開発、無理なら現在のDfをずっと作り続けてほしいと、 Dfを愛するひろぼうは切に切に願っている。

 蕎麦
親子三代、江戸っ子のせいかたまらなく蕎麦が好き。
とりわけ、ざるそばが大好き。
天婦羅がついてたら、それはもう・・・。

一口目、ほんのちょっとだけつゆをつけてすする。
二口目、薬味を入れてすする。
三口目、あとは豪快にすする。

そばの違いがそれほど分かるわけじゃないけど、小さなこだわりがいくつか。
 1 蕎麦は冷水でよく冷やす。
 2 蕎麦は細めが好き。
 3 甘すぎるつゆは苦手。
あとは、蕎麦湯を出してくれないとがっかり。

うまい蕎麦が食べられたら、ちょっぴり幸せ。

 Leica
 初めてライカを知ったのは、「月刊カメラマン」での内田ユキオ氏の連載だった。 氏の写真に憧れを感じるものの、ライカにはまだ大した興味も持っていなかった。
 その頃のスナップはF3HPかNewFM2に28mm/2.8がメインだったし、 ファインダーも最短撮影距離も一眼レフの方が有利だと思えたし、 何より高くて買えないと思ったし…。

 それが、ある日突然輝いて見えるようになり、そうなるとあとは早いもので、 貯金を下ろし、ロクに下調べもせず、御徒町の中古カメラ店へ向かうことになる。

 店内に私と店主以外に人影はなく、これから始まる新しい何かへの期待、 初めて手にするレンジファインダーへの不安、圧倒されそうな店の雰囲気…、 かなり動揺…。
それでもショーウィンドウを眺めているうちに少しずつ期待だけが膨らんでいく。
「M3だ! カッコイイなぁ。でも高っ!!」
「ちょっと安めにM2かなぁ。」
「初めてだしベッサーにしとこうかな…。」
などと30分経過。
こうしてるといつまでも決心がつかなそうなので、 レンズ清掃をしている店主に話しかけてみた。

「レンジファインダーは初めてなんですが、ライカは難しいですか?」
「そんなことないですよ。」

 と、口数は少ないものの、店主はM6TTLを手に取り、フィルム装填、ピント合わせ、 基本的な撮影方法を説明してくれた。 そのM6TTLを手渡され空写しをしているうちに、ワクワクしてくるのを感じ始めていた。

「これください!」
「レンズはどうしますか?」
「50mmでよさそうなのはありますか?」
「この辺なんかどうですか?」

 と店主は3本の50mmをケースから出してくれた。 レンズを見つつ値札もしっかりチェック。選択肢はないなぁ…。
結局、一番安いズミクロンに決め、 同じビルにある喫茶室でズミクロンを装着したM6TTLを手にコーヒーを飲み、 その足で浅草にスナップへ向かった。
さっき教わったばかりの方法でネオパンをM6TTLに装填して。










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